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人類学

My first visit to Henoko

June 17, 2015 (Wednesday). For the first time I went to Henoko by shuttle bus of the Island-Wide Council. The fare on the shuttle bus is 1000 yen, approximately 10 dollars. This shuttle bus leaves from "ken-chou-mae" bus stop*1 everyday. &…

責任についての今日の思い付き━こんにゃくゼリー訴訟の事例より

知事選以来、「責任」について考えている。 今回は、「こんにゃくゼリー訴訟」に関する資料から得た着想を記しておきたい。 こんにゃくゼリー訴訟の争点 客観的な統計資料からみれば,こんにゃくゼリーの窒息事故は,食物による窒息死亡事故数(平成7年から…

2015年の黄金週間のまとめ

朝8~9時頃に起床してトイレ。洗面所へ移動し、洗顔とうがい。その後、朝食として麦茶とスナックパンbyオキコと納豆を食べ、歯磨き。洗濯物を干し、庭の花木や稲の苗床へ水を遣り、自室でメールチェック。そのまま12時頃まで講義準備を行い、12:30頃に台所…

シーミー

今年もシーミーの季節である。祖母、叔母、父、母、弟、私の、6人で墓参り。識名の墓所の風景は、30年前から変わらない。時が止まったように、同じままだ。 93歳になる祖母を施設からお連れして、車椅子に彼女を乗せたまま、墓へ。時刻はお昼過ぎ。雲一つな…

2015年3月23日から2015年3月28日までの旅の記録

3月下旬に、旅に出ることにしている。 旅といっても、見知らぬ土地に行くのではなく、いつも九州に行っている。特に、北九州には、東日本大震災以降、毎年必ず足を運んでいる。北九州は、父の故郷であり、私が4年間を過ごした大学の所在地であり、私にとって…

責任についての今日の思い付き━「複雑系的責任概念」の着想

自動車事故の責任 自動車事故が発生し、犠牲者が出たとする。 自動車に欠陥が存在していれば、当然のことながら、犠牲者の家族はその責任を、事故を起こした自動車を製造した自動車会社に問うことができる。 しかし、この家族は「自動車会社が自動車なるもの…

自分のポジショナリティを他人に勝手に語られること、決め付けられてしまうことの悲しさ

下記のFBの記事におけるコメント欄でのやり取りに触発され、年末は、ポジショナリティについてずっと考えている。

エラーとして指摘しがたいエラー

たとえば、日本に住む人が何らかの犯罪を犯したことをTVで知った人が、「だから日本人はダメなんだ」と述べ、あたかも日本に住む全ての人がダメな人間であるかように語るのを目の当たりにした時、私は「日本に住む全ての人がダメな人とは限らない!」と反論…

イエスかノーかの単純な問題ではありません

「イエスかノーかの単純な問題ではありません。」 件の自民党からの立候補者が、自身の宣伝資料の中で、述べていた言葉である。 私は、この種の、「物事の良し悪しを判断しないこと」や「曖昧でグレーな態度」を是とするような言説に警戒心を抱く。とりわけ…

つけいる隙

TVで、宮本という名の野球選手が「シーズン中はタコは食べない」と述べていた。理由は「凡打がタコと呼ばれているから」なのだという*1。私はこれを見て、やはり人間の思考というものは面白いと思った。 何が面白いのかというと、タコという音で蛸が想起され…

『セデック・バレ』の感想

セデック・バレは、日本統治下の台湾で、日本人に対して武装蜂起した先住民である、セデック族に関する物語です。 『セデック・バレ』予告編 - YouTube 基本的に、殺し合いで構成されている映画であるため、目を背けたくなる残酷な場面がほとんどです。 しか…

フィールドワークの心得

現在の日本では、「放射線を恐れる必要はない」という信念と、「放射線は恐れてしかるべきものだ」という信念が、激しくせめぎあっている。専門家や研究者や政府の見解が信用できない今、放射線の危険性とそれへの対応の仕方については、一人ひとりが自ら情…

『標的の村』の感想

映画『標的の村』を見た。スクリーンを見上げて涙を流している視聴者が大勢いた。警察に排除される基地反対派の市民の映像。特に高齢者の方が泣きそうな顔をしている時に、涙が感染するような形で、視聴者は涙を流していたように思う。しわの刻まれた、しわ…

ケニアのブラザー、日本の歌に大いに感銘を受ける

昨晩、ケニアから来沖中のチョーニ族のブラザーと、カラオケに行った。 日本の歌に感銘を受けたらしく、私や私の両親が歌った歌の詳細(題名や歌手)を教えてくれと真顔で頼まれた。OK!と快く引き受けたものの、歌のリストを作る作業に4時間もかかってしま…

ケニアのブラザーの来沖

昨晩、チョーニ族のブラザー(チーフの甥)に那覇で会ってきた。 私が人類学の研究者(の卵)としてケニアで妖術の調査をしたのは2002年頃のこと。その後、人類学者になることをあきらめて、東京で会社員になり、原発事故による放射能汚染を恐れて、沖縄に帰…

何か、イデオロギーとは

定期的に、那覇のとある喫茶店で開催される、読書会的な集まりに参加している。 毎回テーマとなる言葉を決めて、それに関する本や資料を参加者が読んだり読まなかったりしつつ、ああでもないこうでもないと語り合い、テーマに対する理解を深めている。 この…

言説(語り)と現実との整合性を検証する方法

物凄く久しぶりの更新です。2013年の4月から、塾の仕事でいっぱいいっぱいになっておりました。小論文講座やセンター現代文講座、センター英語講座や中学生対象の国語講座の準備で忙しくしておりました。この状態に、さらに小論文や志望動機の添削も重なり、…

『シリーズ治験』:プラセボ効果のメカニズム(第4回)

期待仮説 プラセボ効果を説明するための仮説として、第2回では「意味付け仮説」を、第3回では「学習仮説」を概観してきました。今回は「期待仮説」という仮説を見ていきたいと思います。プラセボ効果を説明するための代表的な3つの仮説のうち、これが最後…

『シリーズ治験』:プラセボ効果のメカニズム(第3回)

古典的条件付けに基づいた学習仮説 プラセボ効果のメカニズムを説明するための3つの仮説のうち、前回は「意味付け仮説」を概観しました。今回は「学習仮説」という考え方を見ていきたいと思います。この考え方は、「パブロフの犬」で有名な「古典的条件づけ…

『シリーズ治験』:プラセボ効果のメカニズム(第2回)

プラセボ効果に関する3つの仮説 いよいよ今回から、「プラセボによる鎮静作用」に焦点を絞り、プラセボ効果に関する研究を概観していきます。プラセボ効果に関するこれまでの研究は、以下の3つの仮説に基づいて行われてきたといえます。 「意味付け仮説」 …

『シリーズ治験』:プラセボ効果のメカニズム(第1回)

勤務先の社内報で連載しておりました「『シリーズ治験』:プラセボ効果のメカニズム(全4回)」が無事完結致しました。せっかくなので、世界に向かって内容を公開させていただきます。内容としましては、『プラシーボの治癒力―心がつくる体内万能薬』や『代…

「60年安保闘争の記録と記憶」以前に気になったこと

東大の安田講堂で開催されたシンポジウム「60年安保闘争の記録と記憶」に参加した。パネリストの一人は小熊英二さんであった。開演後まもなくして、私の視界に女性が映った。安田講堂の入口から小柄な女性が一人、てくてくと歩いてくる。その女性が目の前を…

ニライカナイという歌

6/11(金)のミュージックステーションという歌番組で披露されたニライカナイという歌は、この歌を歌う人物の心境を、見ていて胸が痛くなるぐらい、明確に表していたと私は感じました。これこそ万人の心に訴える力を持ったデモンストレーションなのではないか…

「抑止力」あるいは「想像力の貧困」あるいは「確率の解釈」について

「抑止力」とは何か? 要するに、「他国が東京都*1にふるう暴力を抑止する力」*2のことなのであろう。米軍基地が沖縄の人々にふるう暴力を早急に抑止して欲しい。上記課題が達成されないならば、「抑止力」という言葉は使用されるべきではない。◆普天間基地…

「よく分からない者」や「ホームレス」を嫌悪し過剰に恐怖する社会

ナイキ不在の工事説明会と小澤課長の本音 3/24の小雨降る寒い中、「ナイキジャパン主催による宮下公園工事説明会」に参加すべく、渋谷勤労福祉会館を訪れた*1。しかし、会場には肝心のナイキが不在であった。渋谷区公園課の小澤課長らと、東急建設の社員達が…

2010年2月7日のエノアール

14時頃にエノアールへ。先客が大勢来ていた。8人ぐらいであろうか。彼らは埼玉県の新座からエノアールに遊びに来た女性の方々であった。子連れの方も何人かいた。エノアールのことを、新座の公民館で開催されたいちむらさんの講演会で知ったのだという。「い…

「自分が悪い」という語り口

「自分が悪い」という語り口を用いて自らの境遇を説明する人々が、現在の30代に多く見られるという。http://www.veoh.com/browse/videos/category/animation/watch/v19699460q6pg6yzAむかつく災因論的な語り口だ。どうすれば、「自分が悪い」という語り口に…

不動産屋との対話

更新料を巡り土日に不動産屋と交渉をしてきました。交渉の結果、家賃が1000円安くなり、更新料はこの家賃の半額になりました。契約期間は2年。従来の条件(家賃65000円、更新料65000円)で2年契約をした場合と比較して、124000円を私は節約できることになり…

2009年12月12日のエノアール

小川さんの誕生会に参加すべく、お昼の3時頃にエノアールへ。天気は快晴。公園の木々から眩しい太陽の光が差し込む。20人くらいだろうか。エノアールには既に大勢の人々が来ていた。「小川さんが公園に住みはじめた日」を再現する寸劇の開始直前に、私はエノ…

「事業仕分け」と「役に立つ人類学」に対する不安

京都大学の文化人類学関係者の方々から、事業仕分けへの異議申し立てが行われた。行政刷新会議事業仕分けに関する見解と要望政府が事業仕分けにより予算を削減しようとしている科学研究費補助金。これのお世話になっている友人や先輩が私には何人かいるため…

関係をチェックする仕組みの必要性とその不可能性

尊敬するid:ueyamakzkさんが、私のコメントに言及して下さったので、その記念に思い付いたことを書き留めておく。http://d.hatena.ne.jp/ueyamakzk/20091126 関係をチェックする仕組みの必要性とその不可能性 お互いに前向きな気持ちで集まればお互いに良い…

日本の労働環境を相対化するブログ

ついったーでid:saisenreihaさんが言及していた下記のブログが非常に興味深い。ニートの海外就職日記上記ブログは、シンガポールの外資系企業で働く日本人によって書かれているようである。日本の労働環境に対する厳しい批評が掲載されており、読んでいてと…

10/8〜10/12 九州の旅の記録

10/7 台風関東上陸前夜─強風でも飛行機は飛ぶ 10/7に行われた第9回ジェンダーコロキアムの懇親会は、確か23時頃に終わったと思う。千代田線の根津駅から北千住駅へ帰る電車の中でずっと私は、懇親会の場で感じた違和感を反芻していた。◆懇親会で、『「ホー…

第9回ジェンダーコロキアムの反省と感想

書評とは何か 著書から自分が受け取ったメッセージについて述べることが求められていたことを初めて知りました。勉強になりましたm(_ _)m 努力主義について─努力を強いられている状態とは、どのような状態を指すのか? 「努力主義の話はつまらない」というコ…

イルカのダブルバインドとアルコール中毒患者のダブルバインド、それらがもたらす論理階型ジャンプ

イルカのダブルバインド 第一次の命令 → 「エサが欲しければ水面から顔を出せ」という命令 より抽象的なレベルで第一次命令と衝突する第二次の命令 → 「水面から顔を出してもエサがもらえない」という事実による、「「第一次の命令」に従うことを禁止する命…

2009年7月4日のエノアール

「女性野宿生活者」についての交流学習会で、私はテント村の野宿生活自慢を遠慮なく話した。それは、私と小川さんで運営しているエノアールカフェ、絵を描く会について。また、月に一回女性のためのティーパーティーを開いていること。ゴミを拾ってきてほと…

路上エリートとは何か

私は「まつろわぬ人」が好きである。「まつろわぬ人」という言い回しが分かりにくければ、「インディペンデントな人」もしくは「権力に迎合しない人」と言い換えたいと思う。生々しい具体例を示すならば、「皆が恐れる不良と堂々と一対一で喧嘩を売れるよう…

寿に立ちすくむ

水族館劇場で知り合った謎の人物をたずねて、重森さんは横浜の寿町に初めて足を踏み入れた。路上の表情が違う。空間の在り方が通常と異なる。家と家以外を分かつ境界が曖昧。部屋的空間が路上にまで漏れ出したような、その地域全体がひとつの家屋のような印…

水族館劇場と私

水族館劇場との出会い 水族館劇場による演劇を鑑賞するのは今年で3度目になります。ある日突然携帯にかかってきた、きのこからのお誘いの電話。これをきっかけにして私は、水族館劇場という場を知るようになりました。それが2007年5月、ちょうど今から2年前…

狂ったモクバ工科大学

今週末、『狂ったモクバ工科大学』というイベントがあるらしい。非常にあやしい。近所で行われるので、とにかく見に行こうと思う。 MIT Dance Theater Ensemble presents:"LIVE ACTION ANIME 2009: MADNESS AT MOKUBA" (マサチューセッツ工科大学ダンスシア…

S先生のブログ

尊敬する人類学者の1人であるS先生がブログを書き始めました。http://shmz.seesaa.net/上記エントリーにて紹介されている二つの映画、私も気になっていました。特に、『南京!南京!』には、下記の記事を目にして以来、強い関心を持っています。http://head…

仕事と労働

昨日に引き続き、坂口さんのサイトの日記を読んでいる。「2009年3月6日(金)(前半)」の日記において坂口さんは、「仕事」と「労働」という言葉を区別して使用している。その区別の仕方がとても興味深い。少々長くなるが、下記に引用する。 今、派遣…

公園や河原で生活することはいかにして正当化可能か?

『東京0円ハウス』の坂口さんが、多摩川に小屋を立てて、自ら実際に0円生活を開始したと聞き、坂口さんのサイトを久しぶりに訪れた。http://www.0yenhouse.com/travel/tamagawa.html以前から多摩川で0円生活を実践していたロビンソンと呼ばれる人物の力を借…

エリクソンのテクニック4

エリクソンは、心理療法の場において、次のような2つの手法を駆使していると考えられる。 クライアントが依拠する論理を利用してクライアントを制御する。 クライアントの言動を別の文脈に埋め込むことにより、クライアントの言動を無毒化し状況をエリクソ…

エリクソンのテクニック3

父親であるエリクソンに反抗的なエリクソンの次男の話。 エリクソン:ランス、私の2番目の息子がね、ある日お昼ご飯のときに自信満々に言うんですよ、「パパ、僕はパパが言うことをやらなきゃいけない?」って。「無茶なことじゃなければね」と言うと、「僕…

エリクソンのテクニック2

ひとつの事例。 エリクソン:(中略)相手が敵対的な患者なら、あんたは馬鹿かって返してくる。そのとき、もしこっちがこう言ったらどうなるんだろうね? 「あのう、私は自分が馬鹿だって知っているんですけど、あなたがそれを知ってたとは知りませんでした…

エリクソンのテクニック1

思うところがあり、『ミルトン・エリクソン子供と家族を語る(金剛出版)』を読んでいる。問題を抱えた多くのクライアントを独自の手法により救済へ導いてきた催眠療法家エリクソン。本書は、彼を心理療法家と人類学者がよってたかって取り囲み、「お願い!…

「自由と生存の家」

http://illcomm.exblog.jp/9478352/非常に意義のある試みだと感じたので、寄付させていただきます。また、この社会で働きながら生きていく一人の労働当事者として、それなりの危機感を抱きつつ、下記のシンポジウムにも参加させていただく予定。http://jyuta…

『「自己」なるもののサイバネティックス』メモ

都内某所にてベイトソンのAA論文を酒の肴にして歓談。「分裂生成」「対称型」「相補型」「ダブルバインド」「治療的ダブルバインド」「サイバネティックス」「システム理論」。いくつもの難解な専門用語が登場するが、AA論文のポイントを私なりに要約するな…

「東京0円生活ナイト!」第二弾には是非とも参加したい

id:monodoi:20090111:p2と坂口さんのサイトにて、1/11の「0円ナイト」が非常に盛り上がったことを知る。私も行きたかった!!><。 第二弾が開催されるようなので、それには是非とも参加したい。 追記 それにしても、坂口さんのサイトで読める彼の日記は面…