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労働問題

「ブラック企業と闘う~アメリカ非正規雇用の労働者たち」の感想

アメリカの労働環境の今とそれを改善する動き NHKドキュメンタリーWAVE「“ブラック企業”と闘う~アメリカ 非正規雇用の労働者たち~」を視聴した。 http://www.nhk.or.jp/documentary/aired/151004v.html アメリカにおける労働現場の現状と、その改善に従事…

アフロレゲエという名の稀有なNGO

昨晩、偶然BSで「リオ闘うスラム街~暴力と貧困からの脱却~後編」というドキュメンタリーを視聴した。麻薬密売組織に積極的に働きかけて、彼らの更生の手助けを行うNGOの活動にスポットをあてたドキュメンタリーであった。 http://www.nhk.or.jp/wdoc/backn…

『セデック・バレ』の感想

セデック・バレは、日本統治下の台湾で、日本人に対して武装蜂起した先住民である、セデック族に関する物語です。 『セデック・バレ』予告編 - YouTube 基本的に、殺し合いで構成されている映画であるため、目を背けたくなる残酷な場面がほとんどです。 しか…

求人雑誌から読み解ける世相

最近は求人雑誌を読むことが趣味になっている。コンビニなどで0円で手に入る求人雑誌は、様々な情報に溢れている。まず第一に、沖縄ならではの求人が面白い。例えば、豚の飼育。だいたい糸満あたりで募集されている。次に、三線弾き。那覇の居酒屋が募集して…

最低賃金の決め方

沖縄の最低賃金は、東京のそれよりも約180円低い。1ヶ月の労働時間を160時間とする。すると、沖縄東京間では、1ヶ月で、180×160=28800円の差が生じることになる。これが1年続くと345600円。10年後には3456000円の差となる。家賃や生活費などの諸経費の額…

「よく分からない者」や「ホームレス」を嫌悪し過剰に恐怖する社会

ナイキ不在の工事説明会と小澤課長の本音 3/24の小雨降る寒い中、「ナイキジャパン主催による宮下公園工事説明会」に参加すべく、渋谷勤労福祉会館を訪れた*1。しかし、会場には肝心のナイキが不在であった。渋谷区公園課の小澤課長らと、東急建設の社員達が…

「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」の感想、あるいは、「自給自足の農家」に対するリスペクト

狩猟採集や農耕に適さないコンクリートだらけの環境では、柳田國男が『明治大正史世相編』で描写したような「自給自足の農家」を復活させることは不可能と考えられる。柳田が描いたのは、かつては「自給自足」を達成できていた農村が、次第に「モノに対する…

2010年2月7日のエノアール

14時頃にエノアールへ。先客が大勢来ていた。8人ぐらいであろうか。彼らは埼玉県の新座からエノアールに遊びに来た女性の方々であった。子連れの方も何人かいた。エノアールのことを、新座の公民館で開催されたいちむらさんの講演会で知ったのだという。「い…

「自分が悪い」という語り口

「自分が悪い」という語り口を用いて自らの境遇を説明する人々が、現在の30代に多く見られるという。http://www.veoh.com/browse/videos/category/animation/watch/v19699460q6pg6yzAむかつく災因論的な語り口だ。どうすれば、「自分が悪い」という語り口に…

不動産屋との対話

更新料を巡り土日に不動産屋と交渉をしてきました。交渉の結果、家賃が1000円安くなり、更新料はこの家賃の半額になりました。契約期間は2年。従来の条件(家賃65000円、更新料65000円)で2年契約をした場合と比較して、124000円を私は節約できることになり…

2010年1月9日の246キッチン

いちむらさんからメールで246キッチン開催の連絡を受ける。大学の図書館で統計関係の本をコピーした後に渋谷へ向かう。既にカリスマデパ地下店員のKさんといちむらさんが来ていた。新年の挨拶を交し合う。国立の西友で購入した苺と胡瓜と蜜柑を示し、「差し…

関係をチェックする仕組みの必要性とその不可能性

尊敬するid:ueyamakzkさんが、私のコメントに言及して下さったので、その記念に思い付いたことを書き留めておく。http://d.hatena.ne.jp/ueyamakzk/20091126 関係をチェックする仕組みの必要性とその不可能性 お互いに前向きな気持ちで集まればお互いに良い…

日本の労働環境を相対化するブログ

ついったーでid:saisenreihaさんが言及していた下記のブログが非常に興味深い。ニートの海外就職日記上記ブログは、シンガポールの外資系企業で働く日本人によって書かれているようである。日本の労働環境に対する厳しい批評が掲載されており、読んでいてと…

第9回ジェンダーコロキアムの反省と感想

書評とは何か 著書から自分が受け取ったメッセージについて述べることが求められていたことを初めて知りました。勉強になりましたm(_ _)m 努力主義について─努力を強いられている状態とは、どのような状態を指すのか? 「努力主義の話はつまらない」というコ…

『「ホームレス」襲撃事件と子どもたち』の要約と感想

ホームレスを襲撃する子どもたちの特徴 『「ホームレス」襲撃事件と子どもたち』では、ホームレスを襲撃する子どもたちの特徴として、以下の2つが見て取られている。これらのいずれかの特徴を備えた子どもたちは自尊感情が希薄であり、「そのままの自分」を…

怒るべき時の見極め方

http://www.labornetjp.org/news/2009/1237550745898staff01/ 若者が感じている生きづらさが、じっさいにはさまざまな社会的要因からくるものだったとしても、「器用に生きなければいけない」という規範が社会的に過剰に強制されているために、「自分が不器…

2009年7月4日のエノアール

「女性野宿生活者」についての交流学習会で、私はテント村の野宿生活自慢を遠慮なく話した。それは、私と小川さんで運営しているエノアールカフェ、絵を描く会について。また、月に一回女性のためのティーパーティーを開いていること。ゴミを拾ってきてほと…

公園で野宿する権利、貧困ビジネスで回る日本経済

なぜ、野宿者は公園で野宿するのか。人が生きるためには、この地球上の一定面積を起臥寝食に利用せねばならない。この利用機会が奪われれば、人は生存できない。つまり、一定面積を起臥寝食に用いる権利は不可譲の自然権として承認されねばならない。だが、…

路上エリートとは何か

私は「まつろわぬ人」が好きである。「まつろわぬ人」という言い回しが分かりにくければ、「インディペンデントな人」もしくは「権力に迎合しない人」と言い換えたいと思う。生々しい具体例を示すならば、「皆が恐れる不良と堂々と一対一で喧嘩を売れるよう…

寿に立ちすくむ

水族館劇場で知り合った謎の人物をたずねて、重森さんは横浜の寿町に初めて足を踏み入れた。路上の表情が違う。空間の在り方が通常と異なる。家と家以外を分かつ境界が曖昧。部屋的空間が路上にまで漏れ出したような、その地域全体がひとつの家屋のような印…

生存をめぐる活動

サポーター会員ということで招待を受け、「自由と生存の家」完成パーティーに参加。モヒートという甘くて美味しいお酒を飲み少し酔っ払う。人がぎっしり入った狭い部屋でライブが行われていた。調子に乗って、ジャンベのような太鼓を叩かせてもらう。ビデオ…

水族館劇場と私

水族館劇場との出会い 水族館劇場による演劇を鑑賞するのは今年で3度目になります。ある日突然携帯にかかってきた、きのこからのお誘いの電話。これをきっかけにして私は、水族館劇場という場を知るようになりました。それが2007年5月、ちょうど今から2年前…

シンポジウム「働く意味・仕事の未来」(仮題)

杉田さんのブログにて、とても魅力的なイベントの存在を知る。http://uemachi.cotocoto.jp/event/30409めちゃめちゃ行きたい!しかし開催地は大阪。遠い><。。

ユニオンエクスタシー

北千住駅前の広場で演説をする政治家を、何度か目にしたことがある。政治家達の演説は、どれも熱意のこもった、真剣な演説のようであった。しかし、政治家達が伝えたかったことを私は一切受け取れていない。演説の内容を、そのほんの一部でさえ覚えてない。…

仕事と労働

昨日に引き続き、坂口さんのサイトの日記を読んでいる。「2009年3月6日(金)(前半)」の日記において坂口さんは、「仕事」と「労働」という言葉を区別して使用している。その区別の仕方がとても興味深い。少々長くなるが、下記に引用する。 今、派遣…

公園や河原で生活することはいかにして正当化可能か?

『東京0円ハウス』の坂口さんが、多摩川に小屋を立てて、自ら実際に0円生活を開始したと聞き、坂口さんのサイトを久しぶりに訪れた。http://www.0yenhouse.com/travel/tamagawa.html以前から多摩川で0円生活を実践していたロビンソンと呼ばれる人物の力を借…

<もやい>から『事業報告書(2008年度暫定版)』が届く

私はNPO法人自立生活サポートセンター・もやいのサポーター会員である。先日、『事業報告書(2008年度暫定版)』なるものが、<もやい>から送付されてきた。67ページに渡る詳細な報告書であり、「中長期的な活動の目標および体制の変化」の報告が目的とされ…

「自由と生存の家」

http://illcomm.exblog.jp/9478352/非常に意義のある試みだと感じたので、寄付させていただきます。また、この社会で働きながら生きていく一人の労働当事者として、それなりの危機感を抱きつつ、下記のシンポジウムにも参加させていただく予定。http://jyuta…

いい写真

http://ambiguousmenace.tumblr.com/post/86752995/tzetze-nopiko-union-extasy光がとても暖かそうである。背景が黒いからであろうか?

アルミ缶の買取価格変動メカニズム

主にネット上におけるリソースを参照し、アルミ缶の買取価格を左右する要因を調査した結果、私は以下の事柄を、より詳細に理解する必要があるということを実感した。 (世界)不況のメカニズム アルミ缶の買取価格の変動に関する言説の多くは、「(世界)不…

『フリーターズフリーvol.02』の感想

『フリーターズフリーvol.01』に引き続き、『フリーターズフリーvol.02』を読み終える。今の私にとって最も重要だと思われる箇所を、下記に引用する。 行政権力が貧困の当事者を支援の対象と見做すとき、それまでの生業や努力の在り方が徹底的に否定あるいは…

グラン・トリノ、是非見てみたい

映画評論家の町山氏のブログにて、『グラン・トリノ』という映画を知る。イーストウッドの『グラン・トリノ』はデトロイトへの挽歌別の箇所で町山氏が語るところによれば、この映画は、自動車工場労働者の街として知られるデトロイトを舞台にしており、「今…

『フリーターズフリーvol.01』の感想

『フリーターズフリーvol.01』を読み終える。最も印象に残ったのは、杉田氏による「無能力批評」。とりわけ、「自立」という概念について語る杉田氏によって引用される「釜ヶ崎での夜回り」のエピソードに何ともいえない重苦しい衝撃を受けた。「なぜこのよ…

浴びるように

通勤途中に立ち寄った郵便局で、懸案事項であった「もやい」への振込みを済ませた重森さんは、『フリーターズフリーVol1』をポケットに忍ばせ、今日も日比谷線に乗り込んだ。このところ重森さんは、湯浅誠氏の著作と、フリーターズフリーの皆様による著作ば…

寄付

寄付をお願いします1、 活動資金の寄付をお願い致します。■サポーター会員 「もやい」の日常活動(事務費、通信費等の諸経費)を財政面から支えていただく、「サポーター会員」制度を設けています。年会費は1口5,000円)です。■資金カンパ 資金カンパは随時…

『【日本の議論】「派遣村」にいたのは誰か?』に対する違和感と疑問

MSNのサイトに掲載されていた『【日本の議論】「派遣村」にいたのは誰か?』という記事を読んだ。 【日本の議論】「派遣村」にいたのは誰か? (1/6ページ) 【日本の議論】「派遣村」にいたのは誰か? (2/6ページ) 【日本の議論】「派遣村」にいたのは誰か? …

自立したホームレスを称賛することの功罪と私達の責任

ここ数日、私は隅田川の鈴木さんを称賛し続けている。ホームレスと呼びうるような生き方をしている鈴木さんは、会社や国家の制度に全く頼らないという意味において、自立した人間といえそうである。私はまさに鈴木さんのこのような自立状態を称賛の的にして…

『奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家・木村秋則の記録』

実家に帰省中、下記の本を読む機会に恵まれた。奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家・木村秋則の記録作者: 石川拓治,NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」制作班出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2008/07メディア: 単行本購入: 32人 クリック: 361回この…

『TOKYO 0円ハウス 0円生活』に感動

読書をして興奮したのは随分久しぶりのことである。ついさきほど、私は下記の本を読み終えた。TOKYO 0円ハウス0円生活作者: 坂口恭平出版社/メーカー: 大和書房発売日: 2008/01メディア: 単行本購入: 12人 クリック: 147回この商品を含むブログ (35件) を見…

交換物としての「ヤムイモの見つけ方」

ココアとの交換物として私は何をエノアールに持参したらいいのだろうか。そんなことを考えながら歩いていると、近所の神社で、銀杏を拾っている中年女性を見かけた。銀杏は無料で手に入る食料である。つまり「ただ」である。「これだ!」と気付いた私は、エ…

エノアール・カフェを発見する

友人と渋谷で会う。天気が良いこともあり、某公園まで足をのばした。銀杏の木の黄色が素晴らしい。秋らしく色づいた木々の中を、黄色の絨毯を踏みながら、ひたすら歩く。すると遠くにブルーシートが見えた。もしやと思い近づき、そこにいた男性に、「あのう…

今週末はこれを見たい:『フツーの仕事がしたい』

イルコモンズさんのサイトで下記の映画の存在を知った。ポレポレ東中野という映画館で上映中なのだという。会社員である私にとって、非常に勉強になりそうな内容だと思われる。ルポライターの鎌田慧氏もこのドキュメンタリーを褒めている。かなり見応えがあ…

コールセンター

郵便局から「郵便物等お預かりのお知らせ」が届いていたことを思い出し、あわてて電話をかけた。電話に出てくれた女性に、名前と携帯番号とお知らせ番号を伝える。再配達希望時間帯を告げると、女性は次のように答えた。「承知致しました。再配達希望時間帯…

3連休の実績

プロジェクトにスケジュール変更はつきものである。状況に応じて柔軟にスケジュールを変更できなければプロジェクトリーダーとはいえない。かくして3連休中の実績は以下のような結果となった。 7/19(土)実績 10:00 風呂。洗濯物を干す。 11:00 手打ち蕎麦…

水族館劇場「Noir 永遠の夜の彼方に」鑑賞記録

「Noir 永遠の夜の彼方に」は、シンプルで真っ直ぐな力強いメッセージのこもった作品であった。押し潰されて亡くなった、弱い人々に対する想像力を、掻きたてたくて堪らない。あのような状況をどうこうできるような力は、今でもないかもしれないけれど、死ん…

ビリー牧師

大量消費社会批判を行うビリー牧師なる人物に、前々から関心を持っていた私は、2007年11月27日における町山氏の話に耳を傾けてみた。ビリー牧師は、私利私欲にまみれた商人にイエスキリストが暴力を振るったエピソードを聖書から引用し、「イエスキリストが…

素人の乱

今日は、『素人の乱』という映画を新宿某所で鑑賞する予定。開演までの時間を、近くの喫茶店で統計学*1の勉強をして潰す予定。それでは行ってまいります。 感想 胡散臭い雰囲気漂う歌舞伎町裏界隈を抜け、重森がたどり着いた新宿ネイキッドロフトには、定員5…

ファイト・クラブ

今さっき、ファイトクラブを久しぶりに(5年ぶりくらいか?)観た。面白い。大量消費社会に対する批判、オウムを彷彿とさせるようなカルトの問題、死が忘却され生の喜びor熱さが失われた時代に対する違和。この映画には、複数のテーマを見つけることができる…

某映像製作マニアとのコラボ開始

本業である翻訳業の傍ら、映像製作を生きがいにしている幼馴染のC氏より、作品製作への協力を依頼された。絵コンテと、現在作成中の映像のカットを見せてもらいながら、作品の構想を聞かせてもらった。私はあまりのその内容の素朴さに驚いてしまった。要約す…

満員電車に乗るたびに

私は満員電車が嫌いだ。しかし3年も乗り続けていると、単に嫌いというわけではなくなった。満員電車に乗るたびに浮かぶ疑問は、「なぜこんなにも人が次から次へと乗ってくるのか」という疑問だ。おそらく、会社の始業時間が9時に設定されていることが、満員…