芸術活動

唾棄すべき輩としての相対主義者─あるいは、怒りの人類学者ボアズの精神について

怒れる人類学者ボアズ 「全ては相対的であり絶対的なものはない」という考え方 「全ては相対的であり絶対的なものはない」という前提を掲げて、「ああ。それはあなたの考え方ですね(私はそれを強く否定はしないが、それに強く賛同もしない)」と言わんばか…

沖縄昔話:臆病で視野の狭い冷たい私に、影響を与えた同級生と某先輩の話

高校生の頃、「米軍基地に対する自分の関心のなさ」を話すと、隣の席の同級生が、次のような話をしてくれた。 小学生の頃、歩道橋のそばに米兵が立っていた。服装を見ればすぐに分かる。ニヤニヤしながらずっと立っていた。下半身を露出させながら。とても怖…

優しくて凶暴な人類学者との対話

研究に戻るか、それとも、このままIT企業で働き続けるか。 一時期、このような迷いに私はとらわれていた。2006年頃の話である。 ふらふらと、古巣の研究室を訪れた私は、そこに赴任してきたばかりの人類学者に遭遇した。 その、優しくて凶暴な人類学者は次の…

Cyberspace Berserker

2016年頃になるでしょうか。 ネトウヨとの闘いに明け暮れ、その体験に基づいて小説を執筆し、某新聞社の文学賞に、応募したことがありました。 応募時に新聞社へ送付した私の写真を、友人に贈呈したところ、Cyberspace Berserkerという名の、おどろおどろし…

宮下公園をナイキが独占することに反対します

宮下公園をナイキが独占しようとしている。芸術家や公園生活者の方々がそれに抗議している。◆3/15から渋谷区側を相手に抗議活動が行われているようだ。A.I.R Miyashita ParkやOurPlanetTVが随時最新情報を動画で伝えてくれるのでありがたい。動画では小川さ…

狂ったモクバ工科大学

今週末、『狂ったモクバ工科大学』というイベントがあるらしい。非常にあやしい。近所で行われるので、とにかく見に行こうと思う。 MIT Dance Theater Ensemble presents:"LIVE ACTION ANIME 2009: MADNESS AT MOKUBA" (マサチューセッツ工科大学ダンスシア…

真喜志民子と真喜志勉

某プロジェクトの首謀者であるインディペンデントキュレーターが、そこに顔を出すというので、重森さんは会社を早めに出て駆け付けた。http://azabujuban-gallery.com/ギャラリーに足を踏み入れた重森さんは若干戸惑った。この日はちょうど、真喜志民子さん…

『TOKYO 0円ハウス 0円生活』に感動

読書をして興奮したのは随分久しぶりのことである。ついさきほど、私は下記の本を読み終えた。TOKYO 0円ハウス0円生活作者: 坂口恭平出版社/メーカー: 大和書房発売日: 2008/01メディア: 単行本購入: 12人 クリック: 147回この商品を含むブログ (35件) を見…

ビリー牧師

大量消費社会批判を行うビリー牧師なる人物に、前々から関心を持っていた私は、2007年11月27日における町山氏の話に耳を傾けてみた。ビリー牧師は、私利私欲にまみれた商人にイエスキリストが暴力を振るったエピソードを聖書から引用し、「イエスキリストが…

ファイト・クラブ

今さっき、ファイトクラブを久しぶりに(5年ぶりくらいか?)観た。面白い。大量消費社会に対する批判、オウムを彷彿とさせるようなカルトの問題、死が忘却され生の喜びor熱さが失われた時代に対する違和。この映画には、複数のテーマを見つけることができる…

某映像製作マニアとのコラボ開始

本業である翻訳業の傍ら、映像製作を生きがいにしている幼馴染のC氏より、作品製作への協力を依頼された。絵コンテと、現在作成中の映像のカットを見せてもらいながら、作品の構想を聞かせてもらった。私はあまりのその内容の素朴さに驚いてしまった。要約す…