古田貴之

会社から帰宅し、風呂に入った後、ラジオのスイッチをオンにし、メールをチェックする。

するとラジオから、非常に魅惑的で、胡散臭い声が流れてきた。

当初、その声と話の内容の、あまりのいかがわしさに、ラジオドラマか何かかと見当をつけていたのだが、時折、専門的かつ深遠なことも言ったりもするので、「何なんだこの人は」と、耳を澄ませた。

「ほら、あの、銀座の花壇とかにも、既にロボットが行動しやすい環境が整備されている証拠として、装置が設置されているんですよ? 環境をロボットに合わせて設計し、よりロボットが人間の道具として活用しやすいようにしていく動きは、既に始まっているんですよ?」

滑らかだが、やはりどこか眉唾ものの雰囲気を漂わせつつ、古田氏は「ロボットと我々の生活の今後」について語る。

ここ最近かつてないほどの胡散臭さ度(以下、U度と呼ぶ)だ。U度の最高点を100Uとするならば、古田氏が醸し出すU度は、軽く80Uは超えている。

すなわち、この人にはとても惹きつけるものがある。なによりも、話し方が非常に面白い。もっと肉声*1を聞いてみたいと思う*2

要チェックだ。

*1:深夜のラジオにおける古田氏とは異なり、この動画の古田氏は超真面目仕様だ。非常に残念である。もっとおかしさを!

*2:そしてその胡散臭さを私も身に付けたい。