2009年の仕事始めとその一週間

  1. 年末から継続していたインフルエンザのためいきなり2日間会社を休む。
  2. 仕事が心配になり1/7に初出勤。朝一でお客さんから「本日納品希望」の仕事を電話で承り、急いで仕様を詰めて20:00ぐらいまでぶっ通しで作業して納品。ひさびさに打つキーボードいとぎこちなく。
  3. 1/8。想定外の作業が何の予告もなく発生し、その対応に頭をひねり続ける。新年早々頭フル回転。
  4. 1/9。想定外の作業になんとか対応し、そのドラフト版の資料を先方に送付。
  5. 1/10。ドキュメンタリー映画『大丈夫であるように』を友人達と見に行く。ドキュメンタリーということで画面が揺れる。そのため開始10分後ぐらいで気分が悪くなる。周囲には目に涙を浮かべている人がいたが、気持ちの悪さのためそこまで感情移入できず。■Cocco先輩は相変わらず感情むきだしであった。あの見開いた目と震えるような声に、人間の感情を遺伝子レベルで揺さぶる何かがあるように思う。■Cocco先輩は日によって顔が異なる。炎に照らされる姿はなかなか妖艶であった。■気になった点。ファンからの手紙を燃やすこと。なぜファンからのプレゼントともいえるものを大事に保管しないのだろうか? 手紙を持ったままでいると、それに縛られてしまうからであろうか? ■「自分は沖縄人だ」とCocco先輩が自覚するに至ったエピソードが興味深い。ボイストレーニング時にトレーナーから、無自覚的に沖縄音階で歌っていることを指摘され、Cocco先輩は自身の身体に刻まれた「沖縄」を強く意識。これまで「自分は沖縄民謡等を歌えない」とCocco先輩は思っていたのであるが、これを機に、「沖縄で生まれ育ち沖縄で成型された「いい意味でも悪い意味でも沖縄から逃れられない自分の身体」」に意識的になる。このエピソードと呼応するかのように、ドキュメンタリーには、Cocco先輩がカチャーシーを踊る姿や、コンサートで沖縄民謡を歌う姿が満載であった。■Cocco先輩による「もののけ姫」論。母になる前と後では、エンディングの解釈の仕方が異なると告白。同一人物においてさえも、異なる文脈に依拠するならば、自ずと目の前のものの解釈が異なってくるという、当たり前といえば当たり前のことに改めて新鮮な驚きを覚える。■映画の最後に「去年の4月に拒食症で入院」というテロップが出る。その後退院できたのだろうか。心配である。
  6. 縁あって、NH系に初侵入。芸能人がウロウロ(していたらしい)。テレビを見ないのと目が悪いのとで、そのことに全く気付かず。しかし、なんとなくキャピキャピなオーラは感じる。このキャピキャピのオーラとは対照的な、険しい雰囲気を醸し出した大工風の男集団がソファに座っている場面に遭遇。どうやら撮影セットを作成する大道具の人たちのよう。芸能人と工事現場が同居しているような不思議な空間である。■いくつものスタジオが存在していて、そのひとつひとつが大きい。天井が高く、ガランと広い。教室や時代劇風のやぐらなど、巨大なスタジオに設えられた撮影セットを眺めつつ、「こんな空間で長期間過ごしたら、現実と虚構の区別に過剰に敏感な人間が育つのだろうか。いや。逆に、現実と虚構の境が曖昧になって、現実なのか虚構なのかといちいち気にすることがなくなるかも。」という感想を持つ。セットの背景にビルの写真や山の写真が貼られている。自動販売機に並ぶ怪しい缶ジュースを見て楽しむ。偽ブランド品大放出状態(例、YONTORY)。控え室の入り口に、「いと○せいこう」や「○松清」という名前を見つけ、ここがいわゆる業界であることを再認識する。■紅白でミ○チルが演奏したというスタジオが空いていたので、中でホーメイをしてみる。すると後ろのほうから大道具の人が出てきたので若干びびる。
  7. 1/11。体調をやや崩す。体がだるく、眠くてたまらない。一週間の疲れが出た模様。熱はないが、「0円生活0円ナイト」に行くのを断念し、家でひたすら安静にする。
  8. 1/12。近所の図書館で7時間ぐらい統計の勉強をする予定。