SUNTORY SATURDAY WAITING BAR AVANTI

土曜の17:00はラジオの周波数を80.0MHzに合わせる。

私はTOKYO FMの『SUNTORY SATURDAY WAITING BAR AVANTI』のファンである。この番組は、「専門的な話に興じるバーの客の話に、主人公らしき中年紳士*1が聞き耳を立てる(その際必ずグラスを傾ける音がする)」というコンセプトの番組であり*2、背後に流れる軽やかなジャズとともに、各分野のマニアックな話*3を聴くことができる。


スタンという名のバーテンダーによる怪しいイントネーションの日本語や、カウンターで繰り広げられるディープな話も好きであるが、この番組の雰囲気*4が何よりも好きなので、今でもよく聴いている。「土曜の午後」という幸せな時間を演出するためにこの番組は欠かせない。

今、「円高に関するディープな話」に聞き耳を立てながら、明日行われるベイトソン勉強会に備えて、AAの論文のレジュメを作っている。

土曜の午後に、お気に入りのラジオ番組を聴きながら、ベイトソンの論文のレジュメを作成することに、何とも言えない快楽を感じる。

*1:大学教授という設定らしい。AVANTIを巡る人々の詳細については右記を参照。http://www.avanti-web.com/profile.html

*2:「おや?カウンターのすぐそこから聞こえるのは、○○で有名な△△さんの声じゃないですか。△△さんの話にも、ちょっと聞き耳を──(カランカランカラン)。」という調子である。「上品に盗み聞きしている」という感じである。

*3:過去の放送分は右記で視聴できる。 http://www.tfm.co.jp/podcasts/avanti/

*4:夕暮れの後に訪れる青みがかった風景のような雰囲気。逢魔時の胸躍るような神秘的な雰囲気。