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生存をめぐる活動

労働問題
  • サポーター会員ということで招待を受け、「自由と生存の家」完成パーティーに参加。モヒートという甘くて美味しいお酒を飲み少し酔っ払う。人がぎっしり入った狭い部屋でライブが行われていた。調子に乗って、ジャンベのような太鼓を叩かせてもらう。ビデオカメラを持ってうろうろしている人が目立つ。テレビ局の人と、ビデオジャーナリストユニオンの人々と思われる。「撮ることのプロ」がこんなに密集している現場は珍しいのではないだろうか。いくつかの部屋が一般の人に公開されていると聞き、部屋を適当に覗いてみる。入るなり、右手の方から「家族の食事風景」が目に飛び込んできたので、部屋を間違えたと思い、「お食事中すいません。」と言って立ち去ろうとするが、「いいですよ。どうぞどうぞ。」と食事中の主に言われる。主の側では小さい娘さんが2人うろうろしている。四谷の路地にこのような場所があることを面白く思う。

  • 「もやいセミナー」に参加。主な参加者は大学生やケースワーカー派遣社員の方々。会場にて『おもやい通信』をいただく。助けを求めて「もやい」を訪れる人の急激な増加により、「もやい」の労働環境が過酷な状況になっていること。『おもやい通信』にはこのことが切々と記されていた。セミナー参加者からの質問に対する講師の切り返しが素晴らしい。「現在のような悲惨な状況を作り出したのは具体的には誰なのか?」という質問に対して講師の方は、「探せば「犯人」は見つかるかもしれませんが、見つけたところで何も変わらないと思います。むしろ、あえて言うならば、このような現在の状況を作り上げたのは我々一人ひとりです。現状を放置していた我々にも責任があるのではないでしょうか。これをどのように変えていくかがより重要だと思います。」と答えた。この返答に、現象に対する「実践的実用的現実的なスタンス」を感じた。「犯人探し」にも意味はあるのだろうが、講師の方にとっては、困窮している人をサポートし、社会をよりよい方向に変革していくことが第一に優先されるべきことなのだろう。講師の方は日曜に「もやい」で「真剣30代しゃべり場」的なイベントを開催しているという。「Drop in こもれび」と題されたこのイベントに、今度は足を運んでみようと思う。
  • しかし私は「犯人探し」に興味がないわけではない。生活困窮者溢れる現在の状況をもたらしたものについて、常に考えている。複雑な現象を複雑なままクリアカットに記述する。このことが達成できれば、現状をより良い状態に変革するために、何をどのように操作すればよいかが分かるはずである。どのように現実に介入すればよいかが把握できるはずである。そのために今後も情報収集は続けていくつもり。そんな感じで最近見つけた情報が下記。

そもそもバブル崩壊後に日本企業の経営が行き詰まった大きな原因は人件費が高騰したからじゃなくて、不良債権を膨大に抱え込んだからですよ。人件費の問題が全くなかったとは言わないけれども、結局は経営者の判断ミスと経営手腕のなさが長い低迷をもたらした。ただ、それを認めてしまうと経営者は辞職しなければなりません。だから、その原因を人件費に押しつけて、社員の給料に手を付けた。それが日本の「成果主義」の始まりだと思います。
from 「成果主義」と「経営責任」と「格差社会」『日本の人事部』

そして、下記の本も気にかかる。

強いられる死 自殺者三万人超の実相

強いられる死 自殺者三万人超の実相