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PB1010_国語_1単位目 受付日:2016.04.19 評価日:2016.05.18

課題

これからの時代に求められる国語力について論じなさい。

本文

 これからの時代に求められる国語力について論じる。
 はじめに、国語力というものの内容を明らかにしたい。これは、文化審議会答申において、次のように二つの領域に分けて捉えられているものである。
①考える力、感じる力、想像する力、表す力から成る、言語を中心とした情報を処理・操作する領域
②考える力や、表す力などを支え、その基盤となる「国語の知識」や「教養・価値観・感性等」の領域
 文化審議会答申では、上記の二つの領域のうち、①が国語力の中核であり、②は①を支える基盤に該当するとされている。ただし、①と②は相互に作用し合うことで国語力を構成し、生涯にわたって発展していくものともされている。
 上記の二つの領域をさらに詳しく概観していこう。最初に、①における四つの力から見ていきたい。まず、「考える力」は、「分析力、論理構築力等を含む論理的思考力」を指す。ここでの「分析力」とは、「事実」や「根拠の明確でない推測」を見極め、論理や状況を正確に把握し、五感を通して得た外部の状況を言語化する能力である。一方、「論理構築力」とは、状況に応じて、筋の通った発言や文章を組み立てる能力である。次に、「感じる力」についてであるが、これは他人の心情や文学作品の内容や自然や人間に関する事実等を感得し、感動できる情緒力を指す。美的感性や言葉の意味の違い等を感じ取る能力もこれに含まれる。

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