2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

寿に立ちすくむ

水族館劇場で知り合った謎の人物をたずねて、重森さんは横浜の寿町に初めて足を踏み入れた。路上の表情が違う。空間の在り方が通常と異なる。家と家以外を分かつ境界が曖昧。部屋的空間が路上にまで漏れ出したような、その地域全体がひとつの家屋のような印…

イキガミ

会社から帰宅がてら、近所のブックオフで『イキガミ』を立ち読みした。1巻〜6巻まで1時間かけていっきに読み通した。「死」の意識化により輝きを取り戻す「生」。いわゆる「生命の尊さ」を知らしめ、精一杯生きることを国民に促し、結果として国家を繁栄させ…

慰霊の日前夜に見た夢

実家の前の公園が大開発されることになり、重機を使って土が掘り返されたが、不発弾だらけで工事がストップ。という内容の夢を見た。気付けば明日は慰霊の日。もしも魚群探知機のような超強力な金属探知機で沖縄全土を横から透視したら、恐ろしいほどきらき…

生存をめぐる活動

サポーター会員ということで招待を受け、「自由と生存の家」完成パーティーに参加。モヒートという甘くて美味しいお酒を飲み少し酔っ払う。人がぎっしり入った狭い部屋でライブが行われていた。調子に乗って、ジャンベのような太鼓を叩かせてもらう。ビデオ…

水族館劇場と私

水族館劇場との出会い 水族館劇場による演劇を鑑賞するのは今年で3度目になります。ある日突然携帯にかかってきた、きのこからのお誘いの電話。これをきっかけにして私は、水族館劇場という場を知るようになりました。それが2007年5月、ちょうど今から2年前…

とあるシンポジウムの反省会にて

「国家は必要です。いくら否定したいものだとしても、複数の人間が集い、意思決定を行って生活し、身を守りながら生きていくのだとしたら、彼らは結局は国家の形態を採用せざるを得ない。もちろん、国家においては、マイノリティへの差別等の問題はなくして…