2006-01-01から1年間の記事一覧

帰省予告

12/30に沖縄に帰ります*1。そして、1/6に東京へ戻ります。正月に沖縄へ帰るのは、おそらく10年ぶりです。これまで正月を私は、単位を取るためにレポートを書いたり、卒論や修論を書いたり、友人とフリーペーパーを作ったり、仕事したりして過ごしていたので…

今日の活動

土日は、以下のことをした。 洗濯 コンソメと白菜と鶏肉の鍋作り 掃除機かけ 排水溝の掃除 京極夏彦の『魍魎の匣』読了 京極夏彦の『狂骨の夢』読書開始 茂木健一郎の『脳と仮想』速読 レヴィストロースの『サンタクロースの秘密』速読 宮台真司の『制服少女…

プロジェクト5・アートと民族誌

今日はこれを見に行きます。「プロジェクト5・アートと民族誌」会場は、家から歩いて約5分。 感想 ヲダさんが熱かった。見習いたいと思う。どこがどういう風に熱かったのか? ヲダさん曰く、「アートは、アラート(=警報)である。」ヲダさんはひとしきり…

ネット上に神霊は存在しないというのなら、そのことをちゃんと証明してくれ

気になる記事を見かけた。ネット参拝は是か非か、初詣で前に揺れる神社界神社本庁が、「ネット上に神霊は存在しない」という見解を示したという。しかし、神社本庁はどのようにして「ネット上に神霊は存在しない」ことを証明したのだろう?ネット上で参拝を…

ナチュン

びっくりした。これにはぜひ目を通さねばと思った。『ナチュン』アフタヌーンという雑誌にて、今年の8月から連載開始されたこの漫画の作者は、沖縄でフィールドワークを行ったことがあるという。私はこの作者と同じ場所をフィールドワークしたことがある。漫…

保苅実さんの主張を私は正しく要約できているのだろうか?

「現地の人の語りを「史実」として扱え」と保苅実さんは主張していないのでは? 保苅実さんが立てた問いを私は、前回のエントリーにおけるコメント欄にて次のように要約した。 「現地の人にとって「真摯な経験(リアルな経験)」であれば、それだけでこれら…

霊に対する京極堂のスタンス

文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫)作者: 京極夏彦,笠井潔出版社/メーカー: 講談社発売日: 1998/09/14メディア: 文庫購入: 13人 クリック: 282回この商品を含むブログ (435件) を見る水木しげる&京極夏彦 ゲゲゲの鬼太郎解体新書作者: 水木しげる,京極夏彦出版…

宗教という言葉

ネット上をさまよっていると、下記の記事を偶然見つけた。 「麻原だけは許せません、ではお知らせです」/普通のオウムと2億1千万の普通以下、「宗教」という言葉について脳髄反射的に思ったこと。◆学会においても日常生活においても、私はよく見かける。「…

所詮我々はカテゴリー化してしまう生き物なのだろうけれど

今日は御茶ノ水でSASのadvancedの資格試験を受けてきた。ちょっと上級コースの資格だったのだが、合格であった。良かった良かった。試験料が約2万円もするので落ちると痛い。自分へのご褒美として、御茶ノ水付近を飽きるまで散歩することにした。御茶ノ水は…

知念ウシ

戦略的本質主義者。知念ウシさんのことを考えると、真っ先にこのような言葉が頭に浮かぶ。しかし、と思う。「この人は本質主義者ではないのか?」とも思ってしまう。◆知念ウシさんの服装は、「沖縄人」そのものである。彼女は「琉装」と呼ばれる服装で人前に…

これから読むつもり

だまされない極意―私たちはどう生きればいいんだろう?作者: 安斎育郎出版社/メーカー: 日本機関紙出版センター発売日: 2006/09メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る霊はあるか―科学の視点から (ブルーバックス)作者: 安斎育郎出版社/メーカー:…

異界談義

異界談義(角川書店 国立歴史民俗博物館編) 異界談義作者: 池上良正,山田慎也,京極夏彦,島村恭則,常光徹,内田順子,小松和彦,鈴木一馨,国立歴史民俗博物館出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2002/07メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 11回この商品を含む…

重森による「幽霊の不在証明」

あれはいつ頃だっただろうか。沖縄出身者同士で飲んでいたときの話だ。ある人物が、「海で溺死した女の幽霊が出るので、ユタに頼んでお払いしてもらうと、幽霊が出なくなった」という話を恐る恐る話した。私はその人物に、次のように言った。「幽霊などいな…

シャーマン紹介ビジネスを思いついたときに気付いたユタに対する差別意識

会社で昼休みにmsnのページを見ていたら、次のような見出しを発見。沖縄の霊能者「ユタ」って知ってる?編集部が独占取材!さっそく見てみると、ユタがどーんと紹介されている。msnのページは日本中の多くの人が見ていることだろう。そのトップページに「ユ…

1泊2日儀礼の旅

とある儀礼に参加するため、飛行機に乗り沖縄へ。 那覇空港出てすぐの道で拾ったタクシーの運転手による語り(一部重森の語り)。 毎月同じぐらいの数の観光客がきている。ピークというのは特にない。 「沖縄が好きだっていう人が、東京でも周りに多いですよ…

人類学バトルの感想

人類学バトルの場で交わされた議論について、いまさらながら感想を述べる。 議論の間、私がずっと疑問に思っていたこと 「人類学は役に立つべきか?」と題されたこのシンポジウムにおいて、終始私が気になっていたのは、「何を根拠に挙げれば「人類学(的研…

これからこの世界で生きていくあなたへ

あなたは、自分の欲望から目をそらすべきではない。貪欲にそれを達成したらよい。快は追求するべきだ。殴られたら、殴り返せ。あるいは、自分が殴られる光景をなんとかしてビデオで撮って、法廷で証拠として提出し、相手を合法的に留置所へ送り込め。あなた…

人類学バトル

人類学バトルなるものが今週末に催されるらしい。一体どんなバトルが繰り広げられるのだろうか。 2006年度第1回関東地区研究懇談会 日時: 10月7日 13:30〜17:30 会場: 一橋大学 国立キャンパス東本館2階 大教室 争点: 「人類学は『役に立つ人類学』をめ…

三線練習会

兄と弟が荒川で三線を弾く。19、20の頃は、とにかく人が怖くてしょうがなく、そんな自分を治したいがために、いろいろなことに取り組んだ。旅や人類学は、その取り組みのひとつだった。「どうやって食っていくか。どんな仕事に就くか」ということよりも、「…

三線練習会

三線練習会。今日で3回目。先週の土曜日は私が会社の人たちと八丈富士に登っていたため、練習はお休みだった。弟の三線がうまくなっていた。毎日30分練習していたとのこと。まさに継続は力なり。工工四を見ながらではあるが、島唄をスラスラと弾けるよう…

おぼくりええうみ

おぼくりええうみ*1ラジオを聞いていると、いい曲が流れてきた。歌っているのは朝崎郁恵という方。歌うと脳に響きそうだ。奄美の島唄とのことなので、工工四もどこかにあるはずだ。なかったら自分で工工四を作って、荒川で歌おうと思う。いい曲を見つけるこ…

ちょっとした散歩のつもりが

日曜の今日は晴れていたので、近所を散歩してみることにした。以前から気になっていた町屋を歩こうと思い、町屋まで千代田線で移動。道端に時々現れる地図を見ながら、ふらふらとさまよう。なんとなく、荒川線沿いを北上していると、首都大荒川キャンパスを…

三線練習会

弟と毎週土曜日に荒川で、三線を合同練習することになった。というわけで、昨日は練習2回目だった。本調子の音を三線練習用CDからMP3に録音しておき、その音を聞きながら調弦を行う。おかげでもたつくことなく、5分ぐらいで二人とも調弦完了。ブームの島唄を…

歌を歌う

今日は、夕方頃に荒川で、弟と三線を弾いた。なぜか二人とも調弦がうまくいかず、もたもたしてしまい、そうこうしているあいだに、日が暮れてしまった。思う存分に声を出すことができなかった兄と弟は、その後そのままカラオケボックスに直行し、1時間ほど歌…

秩序への埋没と距離化の同時性(二重性)について

大杉高司 2006 「映画『Intervista』と人類学」『ポスト・ユートピアの民族誌』131-135 秩序への埋没と距離化の同時性(二重性)を、人類学をはじめとする社会科学はどのように記述できるのか(大杉 2006:133-134)。 秩序への埋没については、古典的な構造…

帰省後

トピック 近所に住むユタとの対話 中学生憑依霊事件の顛末 国際通り歩き 池田原人の生態 上野千鶴子の実存 motorcycle drive by 近所に住むユタとの対話 ・実家から200メートルほど離れたところにあるてんぷら屋のおばさん。彼女がユタであることを、近所の…

帰省予定

7/18〜7/24の期間、沖縄本島の実家に帰っております。なんと4年ぶりの帰省。 沖縄でしたいこと 那覇空港からモノレールに乗る。モノレールのいい所と悪いところについて考える。 途中で公設市場に寄り、沖縄そばを食べる。 首里をふらふら歩いて夕陽に見とれ…

帰省中

那覇空港からモノレールに乗り、首里駅まで移動。モノレールのいい所と悪いところについて。 いい所 ・窓が広くて景色がよく見える。首里城や末吉公園が見えた。 悪い所 ・モノレールの建物は、高校時代の私がいた風景を見事に消し去っていた。終点を首里に…

なぜ偽薬は効くのか?

周知のように、偽薬(プラセボ)は実薬ではない。偽薬はにせものである。しかし、病者の症状を改善してしまうことがある。この理由が知りたい。このメカニズムが知りたい。騙しているのに、治療が実現してしまう点が、非常に興味深い。それだけではない。「…

日本文化人類学会第40回研究大会

6/3(土)〜6/4(日) 東京大学駒場キャンパスにて■プログラムhttp://www.jasca.org/meeting/40th/program.html http://www.jasca.org/meeting/40th/program2.html■見所やはり「呪術」に惹かれる。 なんとなく、呪術に関する発表が多いような気がする。 6月3日(…