2005-01-01から1年間の記事一覧

2006年の抱負

明けましておめでとうございます。2006年になりました。2005年は、SASと統計学の学習に集中した年でした。SASとは統計解析用のソフトの名前です。私にとっては非常にとっつきやすいプログラム言語です。仕事はパズルを解いているような調子で進めることがで…

「二重の意識」を推奨する保苅さんに対する違和感

ラディカル・オーラル・ヒストリー―オーストラリア先住民アボリジニの歴史実践作者: 保苅実出版社/メーカー: 御茶の水書房発売日: 2004/09メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 37回この商品を含むブログ (55件) を見る ジェスチャー 保苅さんは、アボリジニ…

参入離脱自由

下記の本の中で、宮台さんが面白いことを言っている。限界の思考 空虚な時代を生き抜くための社会学作者: 宮台真司,北田暁大出版社/メーカー: 双風舎発売日: 2005/10/22メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 82回この商品を含むブログ (132件) を見る ソクラ…

人類学的忘年会

人類学者だらけの忘年会に参加してきた。興味深い「語り」を収集することができた。以下、それらの「語り」を、重森という特殊フィルターを通したうえで整理。1、エクスターナル/インターナル法学者のハートによると、制度と人間について語る際に、我々は…

レミオロメン

レミオロメンというバンドのCDを聞いている。「粉雪」という彼らの曲をコンビニなどで聞いて以来、彼らの存在が気になっていた。朝顔 (CCCD)アーティスト: レミオロメン,藤巻亮太出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント発売日: 2003/11/19メディア: CD…

研究計画書・シャーマン・本音と建前

大学院の修士課程に入学を希望している知人から、研究計画書の書き方について質問を受けた。知人はシャーマンについて研究したいのだという。添付されて送られてきた研究計画書の草稿に目を通し、赤を入れる。日本語的に違和感をもたせるような文章をいくつ…

大野正和

『「ひきこもり」だった僕から』の著者である上山さんのサイトに、大野正和という人物による著作が参考文献として挙げられていた。http://d.hatena.ne.jp/ueyamakzk/20051126グーグルで大野正和氏について検索をかけてみる。大野氏が運営しているらしきサイ…

遠方より友来る

まさに遠方より友が来た。彼は私の幼馴染であり、小学1年生頃からの付き合いである。友人は就職活動のために、沖縄から上京してきた。東京の新宿に降り立ったのは初めてなのだそうだ。東京は初めてというので、東京生活5年目の私が東京を案内することにした…

この街

空気がすっかり秋になった。冬の気配をひしひしと感じる。昨日は、先月退職した同期の送別会だった。大学院進学を目指す彼に、野矢茂樹の『論理トレーニング101題』をプレゼント。バリバリ解いて、論理的になーれ☆二次会でひさびさにカラオケ。元ちとせの「…

社員旅行でマレーシア

突然ですが、5日間ほどマレーシアに行っておりました。ボルネオと呼ばれる島の海岸部に滞在しておりました。いわゆるリゾートというやつです。サラリーマン(≒イギリス人)のコスプレにあきて、ついついフラッと旅立ったのではありません。社員旅行という名…

嫉妬

『「ひきこもり」だった僕から』を読んでいる。http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062110725/250-5977602-9543431元ひきこもりであり、現在はひきこもりの相談員として活躍している筆者の切実な思いが痛いほど伝わってくる。『ひきこもりカレンダー…

「引きこもり」あるいは「ニート」強化月間

考えてみると、私は「引きこもり」や「ニート」についてあまり深く考えたことがない。自分自身が「引きこもり」や「ニート」と非常に近い存在であったにもかかわらず、「引きこもり」や「ニート」について、まとまった考察を行ったことがない。いい機会だか…

近づくな

現在働いている職場は、三越前駅に近々移転する。移転までの残り少ない日々を悔いなく過ごせるよう、昼休みは散歩をしまくっている。しかし気がつくと足は、自然に八重洲ブックセンターへ向いている。本のある空間さえあればどうやら私は満足らしい。4階に…

購入

amazonで古本を購入。『正しい戦争は本当にあるのか』 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4860520319/250-5977602-9543431『結婚しません。』 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062749610/250-5977602-9543431

白根山と草津の湯

会社の人たちと山に行き、そこで妙な色をした池を見てきた。http://www.seisvol.kishou.go.jp/tokyo/305_Kusatsu-Shiranesan/305_index.htmlそして下記の山小屋に泊まった。http://www21.cx/yoshi/料理がうまい。犬がジャズに共鳴する(Cの音に反応)。9時に…

ふと想起してしまう問題

ベイトソンをちゃんと理解したい。学習Ⅱの概念と、ダブルバインドの概念を私は正確に理解できていないように思う。■学習Ⅱ学習Ⅱは、コンテクストが身につくことをいう。しかしコンテクストとは何かという疑問が次に浮上する。私は以前、下記のサイトで、学習Ⅱ…

読みたい!

ふらふらとネット上をさまよっていると、次のような本の存在を知ることができた。戸田山和久 2005 『科学哲学の冒険』 NHKブックス http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140910224/249-1743609-7963544宮崎哲弥さんも、上記の本を好意的に取り上げて…

良質な教科書を求めて

私は4月から、統計解析プログラマとして、某製薬会社で働いている。毎月1回、先輩方が開いてくれる統計の勉強会に参加している。また、会社では、統計解析担当者の方からも、日常的に刺激を受けている。プログラムを組む際には、統計に関する知識は必ずし…

野蛮な思い出

かなり以前に買った『ゆきゆきて、神軍』のDVDを家で見た。http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005HPKO/250-3363978-9895425奥崎氏は目立ちたがり屋のように思える。エゴが強い。戦時中の「日本人」全員が奥崎氏のように我が強かったら、戦争を止…

私は小林氏を批判することはできないのではないか?

やはり小林氏は、自分の主張に都合のよい出来事は選択して、自分の主張に都合の悪い出来事は切り捨てているのであろうか? 同化政策など、あたかも行われなかったかのように、歴史を描くことによって、「沖縄人」は「今も昔も最初からずっと日本民族だ」とい…

芸大の地下室で小林よしのり氏による『沖縄論』について議論する「沖縄人」たちと重森

昨日、「hybrid-okinawa」という組織の会合が、東京芸術大学の地下で催された。「hybrid-okinawa」とは、「沖縄文化について考えかつ行動する人々」の集まりである。メンバーは沖縄と東京で活躍している若手芸術家や研究者、そしてその知り合いの沖縄出身者…

地震花火9時帰宅

地震が起きると、少なからずの人々の目が、妙に輝きだすように見えるのは、私の錯覚であろうか。仕事中、たぶん19時30分ごろ、会社のビルが揺れた。 地震だ。 ついにきたか。働きながら死ぬのもある意味格好いいなと思いつつも、恐怖で体が固まる。しかし、…

地震

図書館で岩田慶治の『創造人類学』を読んでいると、突然床が揺れだした。地震だ。しばらくしたらおさまるだろう、と思った。しかしなかなか揺れは止まらない。段々不安になってくる。◆私がいるのは図書館の3階。揺れる室内の中、ソファに座って私は本に目を…

呪われて強くなったアシタカについて

映画『もののけ姫』には、アシタカという名の青年が登場する。彼は呪われることによって、常人離れした力を発揮する。例えば、アシタカが射る矢に当たった武士の頭は、胴体から分離され、丸ごともぎとられていく。『もののけ姫』の作者である宮崎駿は、「呪…

勝手に外からやってきて

「共に自由になる」ことを強要したくなる時がある。http://be.asahi.com/20040626/W27/0014.htmlどうして私は入り込めないのか。どうしてあの人は入り込めているのか。

作品といきざま

「金城哲夫 沖縄人 日本人」というキーワードで検索をかけてみると、次のような興味深い記事を見つけることができる。http://www.j-tierra.com/tm/kijin/index28.htmlhttp://www.freeist.com/s_hompo/05/0401.htmlhttp://www.asahi-net.or.jp/~UG5K-TKI/ob&o…

ミュージックバトンなるもの

回ってきたので書きます!▼Total volume of music files on my computer is (今パソコンに入ってる音楽ファイルの容量 )いくつか。U2のベストと二人の愛ランドとボブマリーのベスト。▼Song playing right now (今聴いている曲)U2のwith or without youベース…

カテゴリーと科学

カテゴリーについて考えている。人は、人をなんらかのカテゴリーに含みたがる(人というカテゴリー…)。血液型もそのようなカテゴリーの一つである(カテゴリーという言葉もカテゴリーなのかな?)。私は以前、血液型性格判断について文章をいくつか書いたこ…

今度の職場は

東京駅の近くになった。13日より、勝どき駅近くのデラックスなビルから、東京駅から歩いて2分の某企業へ出向致します。旅をしているようで結構楽しい。東京駅周辺を徘徊できるのも楽しみ。http://www.mapion.co.jp/c/f?uc=1&nl=35.6780825&el=139.7704436&sc…

革命 20050527 18:40更新

カテゴリーがあるとする。例えば、「日本人」というカテゴリーがあるとする。「日本人」という言葉を聞いたとき、次のような人間が思い浮かばないだろうか?「メガネをかけていて、背が低く、出っ歯で、意味もなくニヤついている人」または、次のような人間…