2008-01-01から1年間の記事一覧

『TOKYO 0円ハウス 0円生活』に感動

読書をして興奮したのは随分久しぶりのことである。ついさきほど、私は下記の本を読み終えた。TOKYO 0円ハウス0円生活作者: 坂口恭平出版社/メーカー: 大和書房発売日: 2008/01メディア: 単行本購入: 12人 クリック: 147回この商品を含むブログ (35件) を見…

菌類とアイスマンとゴシックロリータ

土曜日。『菌類の不思議展』に足を運んだ。かなり混んでいた。展示物に沿って行列が続いていた。その中にゴシックロリータな格好をしている女性が20人に1人ぐらいの頻度で見掛けられた。不思議であった。菌類とゴスロリには何か関連があるのだろうか。そのよ…

人権演劇人類館の訴えるもの

「人類館」関係の情報をyoutubeにアップ致しました。話し手は、人類学者の前嵩西一馬さんです。 「人権演劇人類館の訴えるもの」part1 「人権演劇人類館の訴えるもの」part2 「人権演劇人類館の訴えるもの」part3 「人権演劇人類館の訴えるもの」part4 「人…

「大丈夫であるように Cocco 終わらない旅」上映開始

いつのまにか上映開始になっていた。http://www.dai-job.jp/既に見てきた人の感想がちらほら。今週の土日あたりに鑑賞できれば。

琉神マブヤーに学ぶ「暴力への対処法」

暴力に対して暴力で応答すること。友人から薦められた下記の番組「琉神マブヤー」を見て、このことの是非について非常に考えさせられた。http://www.mabuyer.com/index.html暴力に対して暴力で反応した場合、それは更なる暴力を相手から引き出す。この悪循環…

菌類の学会に入会

「発生が予想されている東海地震」に備え、重森さんは、菌類の学会に入会した。http://wwwsoc.nii.ac.jp/kb-msj/index.html目的は、「食用きのこ識別方法の習得」である。菌類と言えば、もちろん粘菌にも興味はある。植物と動物の境界に位置するこの有機体に…

12月なので消費活動に精を出す

12月なので会社員らしく消費活動に精を出そうと思い、以下の商品をamazonnにて購入。14歳からの社会学 ―これからの社会を生きる君に作者: 宮台真司出版社/メーカー: 世界文化社発売日: 2008/11/11メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 12人 クリック: 124…

交換物としての「ヤムイモの見つけ方」

ココアとの交換物として私は何をエノアールに持参したらいいのだろうか。そんなことを考えながら歩いていると、近所の神社で、銀杏を拾っている中年女性を見かけた。銀杏は無料で手に入る食料である。つまり「ただ」である。「これだ!」と気付いた私は、エ…

運転免許証更新のお知らせと一五一会

運転免許証更新のお知らせが届く。「大気中における車の排気ガスの増加を抑止したい」という思想上の理由から、免許証取得以来、重森さんは一度も車を運転したことがない。都内での移動の際には、電車の利用や徒歩を重森さんは心掛けている。また、たとえ「…

エノアール・カフェを発見する

友人と渋谷で会う。天気が良いこともあり、某公園まで足をのばした。銀杏の木の黄色が素晴らしい。秋らしく色づいた木々の中を、黄色の絨毯を踏みながら、ひたすら歩く。すると遠くにブルーシートが見えた。もしやと思い近づき、そこにいた男性に、「あのう…

ダブルバインドの見分け方─「論理階型」と「学習2」と「ダブルバインド」の関係についての現時点における私の結論

前回のエントリーでは、ベイトソンのダブルバインドに対する私の疑問を提示した。qianbianwanhuaやMはまによる丁寧かつ有益なコメントにより、ダブルバインドに対する分からなさは、ある程度は解消されたように思う。以下、私の現時点におけるダブルバインド…

メタダブルバインド問題─ダブルバインドについてのダブルバインド

ベイトソンのダブルバインドが分からない。ベイトソンは、論文「精神分裂病の理論化に向けて」において、ダブルバインドを構成する必要要件として、次の要件を明記している。(ベイトソン 2000:294-295) 第一次の禁止命令 より抽象的なレベルで第一次命令と…

メタメッセージの条件

ダブルバインド状況について、ベイトソンは次のような事例を紹介している。 分裂症の強度の発作からかなり回復した若者のところへ、母親が見舞いに来た。喜んだ若者が衝動的に母の肩を抱くと、母親は身体をこわばらせた。彼が手を引っ込めると、彼女は「もう…

「論理階型」と「学習」の関係

論理階型理論の復習 例:大学というクラスとそのメンバー 大学 ├体育館 ├図書館 ├グラウンド ├講義棟 └学生寮 上記の図において、クラスの名前は「大学」である。また、「大学」というクラスのメンバーは、「体育館」「図書館」「グラウンド」「講義棟」「学…

またもう一度

中学生の頃に聞いていた曲のほとんどがTMN*1であった。特に下記の曲が大好きで、醸し出される爽やかな寂しさと、ひたすら渋いサックスの音に、ただただ酔いしれた。またもう一度、こんな曲を作って欲しいと思う。 *1:あるいはTM NETWORK。

愛とオリジナルを超えたカバーについて

父や弟と話す機会があり、次のような情報を入手した。 容疑者Xの献身 映画好きの父は最近『容疑者Xの献身』という映画を見たらしい。「愛」という未知数の要素が介入してくると方程式における論理性は破綻する。映画冒頭においてガリレオこと湯川博士による…

『フツーの仕事がしたい』の感想

『フツーの仕事がしたい』を見た。*1以下、簡単な感想を列挙する。 ユニオンの人たちの心強さと彼らに対する違和感 ユニオンの人たちは心強い。しかし、「人殺し!」「何考えてんですか?」と企業側に詰め寄るその仕方がなかなか恐ろしく危険な迫力に満ちて…

今週末はこれを見たい:『フツーの仕事がしたい』

イルコモンズさんのサイトで下記の映画の存在を知った。ポレポレ東中野という映画館で上映中なのだという。会社員である私にとって、非常に勉強になりそうな内容だと思われる。ルポライターの鎌田慧氏もこのドキュメンタリーを褒めている。かなり見応えがあ…

実際に効く呪術

呪い。呪詛。呪術。人類学がこれまで研究対象としてきたこれらの行為を、私は次のような視点から眺めてみたい。「特定の誰かに危害を加えることを目的として実践され、いざ実践されたならばその効果が目に見える形で即座に明らかになるような、ひたすら現実…

旅の報告

旅から帰りました。沖縄で6泊7日、北九州で3泊4日を過ごしてきました。懐かしい人たちに久しぶりに再会し、話をするのは、それだけで楽しい。いつも一緒にいるよりも、たまに会うほうがいいのかもしれない。いや。いつも一緒にいたからこそ、たまに会うこと…

満月と祭りと帰省予告

今日は、満月でした。満月を見ると、最近は下記の曲が頭をループします。 そんな満月の今日、私の住む町ではお祭りが行われました。神社に集結し、ワイワイガヤガヤと活動している地元の人たちは、とてもイキイキして見えます。「この方たちにとっての故郷と…

一週間

が過ぎたのである。いつものように。 今後の解析内容についてお客さんと打ち合わせ。「今回の解析では本当にお世話になりました。既に御社は身内のような存在です。垣根なく、同じ会社の人間のように思います。今後ともどうぞ宜しくお願いします。」と感謝さ…

夏休み

世間では、今日が夏休みの最終日だという。◆町内会の掲示板にはお祭りの知らせ。9月14日に神輿が出るらしい。「祭りが行われるのは何故か?」と聞かれたら何と答えよう。この時期は、既に夏ではなく、だからといって秋でもない、曖昧で、分類不可能な、危険…

見えるんです問題

沖縄調査体験通じ生命の神秘に迫る 学者マンガ家・都留泰作さん次第に調査地の生活に慣れ、「その環境特有の統覚習慣」を人類学者が身に着けていくプロセス・メカニズムが、詳細に説明されることはない。これまで私はこのことを事あるごとに問題視してきた。…

発作的シナリオ

世界は紛争に溢れている。しかし地球外から敵が襲来してきたならば、世界中の人々に「地球人」としての自覚が生まれ*1、外部からの敵に対して一致団結するようになり、「地球人」同士の争いは減少するのではないか。なぜか仕事中に私はこのような着想を得た…

本郷館・鳥の巣・古本屋巡り・軍鶏・うめかよ

8/22は納期であった。無事納品を済ませた後、本郷散歩へ。本郷館という建物に出くわす。あまりの荘厳さにはっとする。そして今となっては稀有な「長屋的な紐帯」の存在を、その内部に察知。入口付近にいた方に「これは旅館ですか?」と尋ねてみる。「旅館じ…

雨と雷の日の

交通整理おじさんを見た。相変わらずサングラスをかけて、雨と雷の中、交通整理をしていた。交通整理というよりも、車を威嚇していた。腰の位置で黄色い旗を両手で掴み、狭い十字路の真ん中に仁王立ちし、食いしばった白い歯を見せながら、ぐるぐるがるると…

atomic sunshine

キュレーターの渡辺さんの説明を受けつつ、作品を見て回った。途中から参加したので、前半のいくつかの作品について説明を受け損ねた。蛹(なんらかの蝶のサナギ)のついたナイフや、蛹のついた銃などの作品について、これらが何を意味するのか全く見当がつ…

山口洋

やはり編集者の強い勧めを受けて、沢知恵さんという方と、山口洋という方のジョイントライプを鑑賞した。非常に良かった。「すばらしいもの」を見たと思う。沢知恵さんのパフォーマンスは炎のようでもあり、優しい風のようでもあった。そして山口洋さんのパ…

週末は芸術だ

今週末は、芸術に触れに行く。http://www.spikyart.org/atomicsunshine/indexj.html「おお!」とか「すごい!」と心から思えることができたら嬉しい。