2004-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ナビィの恋

TUTAYAで『ナビィの恋』を借りて見た。次のような疑問とコメントがわいた。1、ナビィは、自分が愛してもいない恵達と、何故結婚したのか? 縄をといてあげる条件として、恵達はナビィに結婚を約束させた。ナビィはこの約束を守るために、恵達と結婚したのだ…

言説への感染を促す要因

「口裂け女」が韓国に上陸したそうだ。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040529-00000071-nnp-kyu『オルレアンの噂』を思い出す。なんらかの言説に人がからめとられるためには、条件が必要だと思う。下地、土壌が必要だと思う。この場合のそれらは一体な…

私は「呪われている」という「言葉」を多義的に用いすぎている。これはまずい。

「呪われている」という「言葉」で私が頭に思い浮かべている事態は多岐にわたる。今後の議論を円滑に進めるためにも、ここにその種類を明確に列挙しておきたい。1、「出来事Aと出来事Bが結び付けられている命題」のその内容を鵜呑みにしていること。 例「私…

ニーチェかっくいい

「貴方があるものを正しいと感ずるそのこと、それは、貴方がかつて一度たりと御自身について深省されたことがなかったところに、そして貴方が幼年時から正しいと教えられてきたものを盲目的に受け容れたところに、その原因がある」(ニーチェ 1993(1921):3…

比喩のリアル

私は以前、妖術(≒呪術、邪術、呪い)について修士論文を書いたことがある。そこにおいて私は、次のような問いを立てた。「妖術とそれにまつわる活動に従事する人々は、どうして妖術の実在を確信することができるのだろうか?」しかし、論文提出後になって、…

認知言語学の学び方

東大の駒場キャンパスにて、「認知言語学の学び方」というワークショップに参加した。http://gamp.c.u-tokyo.ac.jp/~tohori/manabi.htmlその場にいた言語学者のひとりが、チョムスキーの生成文法の影響から、そろそろ我々は脱するべきではないか、と述べてい…