2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

交換物としての「ヤムイモの見つけ方」

ココアとの交換物として私は何をエノアールに持参したらいいのだろうか。そんなことを考えながら歩いていると、近所の神社で、銀杏を拾っている中年女性を見かけた。銀杏は無料で手に入る食料である。つまり「ただ」である。「これだ!」と気付いた私は、エ…

運転免許証更新のお知らせと一五一会

運転免許証更新のお知らせが届く。「大気中における車の排気ガスの増加を抑止したい」という思想上の理由から、免許証取得以来、重森さんは一度も車を運転したことがない。都内での移動の際には、電車の利用や徒歩を重森さんは心掛けている。また、たとえ「…

エノアール・カフェを発見する

友人と渋谷で会う。天気が良いこともあり、某公園まで足をのばした。銀杏の木の黄色が素晴らしい。秋らしく色づいた木々の中を、黄色の絨毯を踏みながら、ひたすら歩く。すると遠くにブルーシートが見えた。もしやと思い近づき、そこにいた男性に、「あのう…

ダブルバインドの見分け方─「論理階型」と「学習2」と「ダブルバインド」の関係についての現時点における私の結論

前回のエントリーでは、ベイトソンのダブルバインドに対する私の疑問を提示した。qianbianwanhuaやMはまによる丁寧かつ有益なコメントにより、ダブルバインドに対する分からなさは、ある程度は解消されたように思う。以下、私の現時点におけるダブルバインド…

メタダブルバインド問題─ダブルバインドについてのダブルバインド

ベイトソンのダブルバインドが分からない。ベイトソンは、論文「精神分裂病の理論化に向けて」において、ダブルバインドを構成する必要要件として、次の要件を明記している。(ベイトソン 2000:294-295) 第一次の禁止命令 より抽象的なレベルで第一次命令と…

メタメッセージの条件

ダブルバインド状況について、ベイトソンは次のような事例を紹介している。 分裂症の強度の発作からかなり回復した若者のところへ、母親が見舞いに来た。喜んだ若者が衝動的に母の肩を抱くと、母親は身体をこわばらせた。彼が手を引っ込めると、彼女は「もう…

「論理階型」と「学習」の関係

論理階型理論の復習 例:大学というクラスとそのメンバー 大学 ├体育館 ├図書館 ├グラウンド ├講義棟 └学生寮 上記の図において、クラスの名前は「大学」である。また、「大学」というクラスのメンバーは、「体育館」「図書館」「グラウンド」「講義棟」「学…

またもう一度

中学生の頃に聞いていた曲のほとんどがTMN*1であった。特に下記の曲が大好きで、醸し出される爽やかな寂しさと、ひたすら渋いサックスの音に、ただただ酔いしれた。またもう一度、こんな曲を作って欲しいと思う。 *1:あるいはTM NETWORK。

愛とオリジナルを超えたカバーについて

父や弟と話す機会があり、次のような情報を入手した。 容疑者Xの献身 映画好きの父は最近『容疑者Xの献身』という映画を見たらしい。「愛」という未知数の要素が介入してくると方程式における論理性は破綻する。映画冒頭においてガリレオこと湯川博士による…