京極夏彦関係

ベイトソンとマルクス─エラーの産物としての貨幣、あるいは、社会の存立に不可欠なエラー

先日、大学院時代の友人から、「マルクスは、エラーの産物である貨幣を、一掃しようと考えていた」と聞かされました。 恥ずかしながら、マルクスの本を一度も読んだことがない私ですが、貨幣の性質を、クラスとメンバーの秩序を無視する存在であるとマルクス…

岡田索雲『ようきなやつら』の感想

久々に漫画を購入した。面白かった。 ようきなやつら (webアクションコミックス) 作者:岡田索雲 双葉社 Amazon 『ようきなやつら』における妖怪の描かれ方と、京極夏彦によるそれの類似点 あとがきを読んで、この漫画の出版に京極夏彦が関与していたことが分…

統計学の胡散臭さについて

統計学(確率を含む)を相対化できる人たち 私は、統計学について全てを網羅しているわけではないので、「統計学は胡散臭い!」と自信をもって断言することはできない。しかし、私の周囲には、「統計学は胡散臭い!」と断言して憚らない統計の専門家がいるの…

霊に対する京極堂のスタンス

文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫)作者: 京極夏彦,笠井潔出版社/メーカー: 講談社発売日: 1998/09/14メディア: 文庫購入: 13人 クリック: 282回この商品を含むブログ (435件) を見る水木しげる&京極夏彦 ゲゲゲの鬼太郎解体新書作者: 水木しげる,京極夏彦出版…

異界談義

異界談義(角川書店 国立歴史民俗博物館編) 異界談義作者: 池上良正,山田慎也,京極夏彦,島村恭則,常光徹,内田順子,小松和彦,鈴木一馨,国立歴史民俗博物館出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2002/07メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 11回この商品を含む…