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ネット上に神霊は存在しないというのなら、そのことをちゃんと証明してくれ

気になる記事を見かけた。

ネット参拝は是か非か、初詣で前に揺れる神社界

神社本庁が、「ネット上に神霊は存在しない」という見解を示したという。

しかし、神社本庁はどのようにして「ネット上に神霊は存在しない」ことを証明したのだろう?

ネット上で参拝を行う人々の増加により、直接神社に足を運ぶ人の数が減ると、そのことによって賽銭の収益が減る。このことを危惧した神社本庁が神霊を利用し、神社を直接参拝するようしむけているだけではないだろうか? もしもそうだとしたら、あまりにも神霊を馬鹿にした態度である。神霊が都合よく利用されているような気がしてならない。

「ネット上に神霊は存在しない」理由を、神社本庁が明示できないならば、私は神社本庁に、上記のような意図を読み込んでしまう。

どこかでちゃんと「ネット上に神霊は存在しない」ことの証明を神社本庁は行っているのだろうか? 行っているのならば、見てみたい。

追記

本庁の瀬尾芳也調査課長は「神霊は神社という場所や空間に鎮座するもので、足を運んでもらうのが基本。ネットの有効性は認めるが、仮想的、疑似的な側面が広がりすぎると、本来の信仰の形が崩れる」と説明する。

www.yomiuri.co.jp にて、上記のような説明が掲載されていた。

この説明は、「ネット上に神霊は存在しない」ことの説明になっているだろうか?

なっていないと私は思う。

「神霊は神社という場所や空間に鎮座するもので、足を運んでもらうのが基本」と言うが、なぜ「神霊は神社という場所や空間に鎮座する」と断言できるのか、その根拠を示して欲しい。結論だけ言われても納得できない。

神霊は、ネット上ではなく、神社にこそ存在すると主張するならば、このことを裏付ける証拠を提示していただきたい。

関連資料

神社のインターネット利用は進む? 矢先稲荷神社で研修会開催

研修会で行なわれた対談「神社界インターネット利用の展望と問題点」では、今後の展望も含めてインターネットの活用法が模索された。特に「バーチャル物」について、参加者からは、「バーチャル神社は、実際に行けない人には役立つかもしれないが、やはり(実際の神社の)おごそかな場所に行くことが大切。最終的には実際に神社に参拝に来てほしい」との意見が出た。「バーチャル世界に神は宿るのか」「神社の尊厳性は」といったことにも関わることなので簡単には答えの出ない問題ではあるが、場所的に離れてしまった氏子との関係を維持するためにも必要といった意見も出た。

もしも、神がネット上に存在するかどうかの真偽が、「氏子との関係の維持・強化」の必要性に左右されてしまうのならば、神は、人間が自分の都合によりその存在の仕方を自由に決定できるという意味において、神ではなくなるだろう。こんな神は神に値しない。こんなの神ではない。神はもっと、人間の手ではどうすることもできない、人知を超えた、崇高な存在ではないのか? 神が道具のように扱われているので、むかつく。