私は、いたずらに人を刺激し、その人を感情的にさせる癖がある。

特に、好みの女性を刺激し、激怒させる傾向がある。

このような癖を直したいと思う。

時を遡ることができれば、このような癖がどのようにして形成されたのかを、つぶさに観察することができるのにと、強く思う。

ということで、今回ご紹介させていただく曲は、「癖を直す」というキーワードと、「時を遡る」というキーワードとぴったりマッチした、リンキンパークの「Breaking The Habit」です。

↑気になる点がいくつか。曲の中盤あたりで、映像的には時を遡りはじめる。そして最後の場面では、白い鳥が7羽通常通りに飛んでいるのだが、鳥達は通常の時系列通りに飛んでいる。これがまず気になる。時を遡っているのならば、鳥達は前方方向ではなく後方に飛んでいくのではないだろうか? 次に、曲の中盤頃で時を遡り始めたにもかかわらず、曲自体にはまったく変化が起きないことも気にかかる。例えば、「ばか!」というセリフを言った直後に、時を遡ったならば、「か!ば」という音が聞こえてくるはずである。しかし、時を遡り始めた中盤頃からでも、曲は通常の時系列の流れに沿って流れ続ける(時を遡ることを最初から予期して歌詞を逆から歌っていたのならば問題ないのだが…)。以上が、時系列がらみの疑問。これらの辻褄の合わなさは、製作者の不注意によって作り出されたものなのだろうか。それとも、意図的に作り出されたものなのだろうか(「通常の時系列の流れに疑問を抱かせたい」という意図が製作者にあったとか…)。

次に時系列関連以外の疑問について。PVでは、複数の物語が描写されているように思える。私は、それらのうち、「夫の浮気場面で切れる妊娠中の女房が投げるトマト(その結果女房は夫に暴力を受ける?)」という物語は認識することができた。PVに登場する出来事群から一部の出来事をそのような物語のもとで選択的に配置させることはできた。しかし、「I'm nothing少女」や、「先端が緑色のスティック」や、「トランク」や、「サラリーマン?」や、「白い煙(あるいはエクトプラズム?)」は、どういう物語のもとで理解すればいいのかよく分からない。

最後に、リンキンパークのボーカルがビルから飛び降りる理由が不明。