塾で担当している「東大二次試験国語対策講義」の概要

勤め先の塾のブログに記事を初投稿しました。塾で担当させてもらっている「東大二次試験国語対策講義」の概要に関する記事です。

http://yokohamagakuin.ti-da.net/e7196189.html

「こんなやり方でいいのだろうか?」という不安を抱きながら、「あーでもないこーでもない」と講義参加者の方々と議論を重ね、一緒にうんうん唸りながら、東大二次試験国語の問題に半年あまり取り組んできたのですが、講義参加者の方々の国語の成績が実際にアップしてきたので、やっと自信が付いてきました。

私が何かを一方的に教えるというよりも、どの箇所でどのように迷うのかを私が実況し、その迷いの解決策を、私を含めて講義参加者全員で考えて、それぞれが独自に解決策を編み出して皆に説明する、という形式の講義になっています。

講義参加者の方々からの指摘や疑問には「目から鱗状態」になることが多く、私のほうが確実に学ばせていただいております。本当は、教える側である私自身がしっかりしなければならないのですが、現時点ではこれが私なりの、東大二次試験国語問題へのベストな取り組み方であると考えております。

この講義における一番の楽しみは、各大手予備校による解答を比較し、その内容の差異を把握しながら、どのような手順で解答が作成されたのかを皆で吟味する作業だと思います。解答作成時の思考プロセスを、解答から遡って明らかにしていくという、いわゆる、リバースエンジニアリング的な探索を行っている時に、推理小説を読んでいる時に感じるような興奮を覚えます。そして、最終的に、各大手予備校の解答よりも納得のいく解答に、皆で議論して到達できた時の喜びは格別です。