中国のこっくりさん
沖縄に住む父からタレコミ情報があった。
琉球新報に『中国のこっくりさん』の作者である志賀市子さんに関する記事が掲載されていたのだそうだ。
http://book.asahi.com/review/index.php?info=d&no=5120
面白そうだ。
上記の記事を読んで、次のようなことを考えた。
1、SARSやインフルエンザの流行と、扶鸞信仰の活発化を結び付けて説明しているのならば、このことに問題はないだろうか? 扶鸞信仰に対する別のアプローチはないだろうか?
2、妖術信仰を調査していた人類学者ファヴレ=サアダが、次第に妖術にはまっていったように、扶鸞信仰を調査する志賀市子さんも次第にそれへはまっていったのならば、それはいかにして可能になったのだろうか?
3、○○信仰という呼び方に問題はないだろうか? 妖術や扶鸞といった言葉に、研究者は容易に「信仰」という言葉を付けがちではないだろうか? このこと自体の不思議さを徹底的に議論するべきではないだろうか?
いずれにせよ、『中国のこっくりさん』という本は、面白そうだ。是非読んでみたい。