2月下旬に妹と甥っ子が沖縄に帰省。
同じく2月下旬から、塾で私が担当している小論文講座を、国公立大学の2次試験対策用に受講する生徒が急増。
また、遠方で祖母と同居していた叔母が特定疾患に罹患。
さらに、人類学関係の知人による、在宅業務に関する打ち合わせの突然の打診。
などの出来事がいっきに重なり、2週間ほど、甥っ子の世話と、小論の添削作業と、叔母の入院手続きや祖母の受け入れ手続きと、在宅業務の開始準備などでバタバタと忙しくしていたため、畑に行くことを控えておりました。
昨日、妹と甥っ子は本土に発ち、小論講座も終了し、叔母の入院と祖母の介護体制にまつわる諸手続きも完了し、在宅業務の進め方も掴めてきたので、久しぶりに今日は、畑に行ってみたのでした。
人類学関係の知人と首里で打ち合わせ
首里劇場のそばにあるノアというカフェで待ち合わせたのですが、首里劇場のインパクト強すぎ。
肝心のカフェでは、自然志向の、体に優しい食材満載の料理を堪能しました。
今日の作業
- 運玉畑
- 溜池掘り(by私)
- 溜池掘りにより積み上げられた土を運び込むための穴掘り(by私)
- タマネギ、ニンニク、サツマイモ、トウガラシへの水遣り。ただし畑におけるそれらの半分に対して(by私)
運玉畑
16:30頃に、スコップかついでフラリと畑。まだまだ陽射しが強いです。
ネズミとカエルの死体をバスタブで発見。水が汚れるとよくないと思い、畑の片隅に彼らを埋葬。
穴を掘ると、土を周囲に退ける必要が出てきます。既に溜池の周囲には、穴から掘り出した土で山ができております。これ以上穴を掘るには、まずこれらの山を、どこか別の場所に移動させなければなりません。
山の端あたりに穴を掘り、そこに山の土を移動させることにしました。
山の端あたりを掘ることで生じた土は、その隣に移していきます。
休憩しながら作業すること約1時間。久々の穴掘り作業は体にこたえます。
山の端あたりから掘り出した土を、その横の空間にふりかける作業は、良い筋トレになりそうです。
雑草も育ってきました。自然農法でいきたいので、このまま雑草を増やしたいものです。雑草は土を乾燥から守ってくれるはずです。
傷口をかさぶたがガードするように、剥き出しの表土を雑草が覆い始めています。
作業していると、スクーターに乗った60代ぐらいの男性から声をかけられました。「農業、本気でやるつもりなのか?」とサングラスの奥から熱く問うてきたので、「やるつもりです」と即答。「自分で掘るよりも、ユンボ使ったほうが効率的だよ。一瞬で穴が掘れるよ。土のPHを測ったほうがいいよ。酸性だったらホウレンソウは育たないよ。水が必要なら、水はけの悪い畑で使われる、あれ、何だったけ、名前忘れた、あの、土管みたいな、筒みたいな、あのあれを畑に設置したほうが楽だよ。自分の頭で考えるのもいいけど、県に問い合わせて、農業コンサルタントからやり方を色々聞いたほうがいいよ。」と男性はいっきに情報を喋り、「じゃあ、がんばってね」と言って、スクーターで走り去っていきました。他のことはともかく、「あれ」とは何かが気になってしょうがない私でした。
ユンボやPHや農業コンサルはともかく、水の確保方法には興味があります。葉が黄色く変色しているタマネギやニンニクに、溜池から汲んだ水をかけたところ、まだ畑の半分の範囲にしか水遣りが終了していない時点で、水の溜まっている3つの溜池のうち、1つは水が尽きてしまいました。
そもそも私は、運玉畑にはどれぐらいの量の水が最低限必要なのかが分からないまま、溜池を掘り続けています。もしかしたら溜池は3つあれば十分なのかもしれません。もしくは、もっと増やす必要があるのかもしれません。タマネギやニンニクの葉に生じている黄色い変色は、栄養不足に起因しているのか、水不足に起因しているのか判断できません。そのため、畑で育つこれらのうち、半分に対してのみ水遣りを行い、残りの半分は雨水で育てることにしました。この結果、残りの半分が枯れて死んだら、溜池はもっと必要だということになります。不安に怯えてむやみに水を確保するのではなく、本当に必要な水量を把握したほうが、合理的であるはずです。
実は辛いのに、葉は辛くないようです。トウガラシ、虫にかじられています。
これは虫に食い尽くされたトウガラシ。原野でもそうでしたが、やはりトウガラシは虫に弱いです。周囲にニラやネギを植えて、虫から守るしかないのかも。