最近満員電車でよく効く曲
今日も満員電車に揺られる。本を広げる隙間もない。回りは人。人人人人。全く知らない人だらけ。4月になって、人が増えたような気がする。北千住の人口は年々増加しているのではないだろうか。
運悪く、満員電車に乗り合わせてしまったならば、私は音楽の力を借りて、別の世界に逃避する。カッコいい音楽を聴いて、気分を転換する。
例えば最近は、MP3で次のような曲を聴いている。
非常に荘厳である。偉い人になったかのような心境になれる。掌から光線が出せるような気分になれる。
これはファイナルファンタジー6というRPGにおける最終ボスとの戦闘シーンで使用された曲である。私にとってファイナルファンタジー6というRPGは、音楽付きの小説であった。このゲームに熱中したのは15歳の頃。高校入学祝いとして様々な方々からいただいたお祝儀を駆使し、親に隠れて購入したスーパーファミコンで初めてプレイしたのがこのRPGであった。毎晩のように私は、あの独得な紫のような藍のような魅惑的な青色の画面と、そこで流れる竪琴チックな調べ*1にいざなわれまくりであった。
ファイナルファンタジー6は、当時としてはかなりの迫力ある映像を実現していたと思う。映像に感動し、画面にただただ見とれたりしていたのを覚えている*2。
また、科学と魔法が共存する世界を舞台として展開される物語も、非常に魅力的な内容のものであった。
幻獣と呼ばれる精霊のような存在。その力を軍事目的で利用しようとする人間。科学技術あるいは機械技術で武装した人間たちによって研究所に監禁された幻獣たちは、カプセルの中で力を奪われ廃棄処分される。物語の主人公は、実は幻獣と人間との間に生まれたダブルであり、密かに潜入した研究所にて、廃棄処分されたばかりの瀕死の幻獣たちに遭遇する。人間として認識されてしまったのであろうか。主人公に襲い掛かる幻獣イフリートとシヴァ。しかし戦いのさなか、主人公に自分たちと同じものを感じ取った彼らは、主人公に何かを託すようにして魔石*3化し、己の力を差し出す。カプセルの中に閉じ込められていた他の幻獣たちもそれにならって静かに魔石化する。彼らの「我々を助けようというのか…しかし…我々の命はもう長くない。イフリートと同じように死して、お前達の力となろう…」*4というセリフに、はからずも、涙してしまったのを覚えている。
私は結構、別の世界に入り込み易い。
おまけ
こちらの音が、スーパーファミコンでプレイしていた時に耳にしていたゲーム本来の音だと思われる。
おまけ2
映画のようなオープニング画面。かなりこっていると思う。