気になる人

古田貴之

会社から帰宅し、風呂に入った後、ラジオのスイッチをオンにし、メールをチェックする。するとラジオから、非常に魅惑的で、胡散臭い声が流れてきた。当初、その声と話の内容の、あまりのいかがわしさに、ラジオドラマか何かかと見当をつけていたのだが、時…

エミネム

上記のPVにおいてエミネムは、自分自身の問題を語る。自分自身が抱える苦悩を歌う。エミネムは、キンバリーという名の女性(通称キム)と複数回離婚している。キムとの間にもうけたヘイリーという娘をエミネムは溺愛しているが、エミネムは本業の音楽活動で…

パワーブレンド

様々な人から、一度はそこに行くことを勧められていたので、会社帰りに南千住で途中下車した。しばらく通りをふらふらとさまよう。「あの〜道をお尋ねしたいんですが、この近所に、催眠術を使うたこ焼き屋さんをご存知ですか?」酒屋の親父はすぐに教えてく…

イルコモンズ・アカデミー

6/17(日)に美学校にて開催されたイルコモンズ・アカデミーに参加してきました。美学校*1に着いたのは、イベント開始30分前の13:30。ヲダさんをはじめスタッフの方々が、ちょうど会場作りの真っ最中でした。「すいません。窓に暗幕を張るのを手伝ってくれま…

岡本太郎

シャワーを浴び、洗濯物を干した後、世田谷美術館に向かう。目的は、岡本太郎の作品を見ることである。作品展の最初の部屋で驚く。その壁には、絵に対する岡本太郎の思いが綴られていた。私は、その意外な内容に驚いた。絵を描くことが好きだから、あるいは…

ナチュン

びっくりした。これにはぜひ目を通さねばと思った。『ナチュン』アフタヌーンという雑誌にて、今年の8月から連載開始されたこの漫画の作者は、沖縄でフィールドワークを行ったことがあるという。私はこの作者と同じ場所をフィールドワークしたことがある。漫…

保苅実さんの主張を私は正しく要約できているのだろうか?

「現地の人の語りを「史実」として扱え」と保苅実さんは主張していないのでは? 保苅実さんが立てた問いを私は、前回のエントリーにおけるコメント欄にて次のように要約した。 「現地の人にとって「真摯な経験(リアルな経験)」であれば、それだけでこれら…

知念ウシ

戦略的本質主義者。知念ウシさんのことを考えると、真っ先にこのような言葉が頭に浮かぶ。しかし、と思う。「この人は本質主義者ではないのか?」とも思ってしまう。◆知念ウシさんの服装は、「沖縄人」そのものである。彼女は「琉装」と呼ばれる服装で人前に…

動いているジジェク

http://zizekthemovie.com/sightsandsounds/trailer.mov*1やっぱどっかいっちゃった感じがして、すごくよい。突き抜けた感じがして、非常によい。私もこんな人になりたいものだ*2。このドキュメンタリー、是非見てみたい。 ■アカデミックロックスター・ジジ…

流星群

ちょっとー。これいいよ本当。格好いい曲だよこれは。音速パンチアーティスト: Cocco,根岸孝旨,長田進出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント発売日: 2006/02/22メディア: CD クリック: 3回この商品を含むブログ (58件) を見るCD屋で10回ぐらいリピー…

音速パンチ

Cocco先輩が復活した模様。http://www.jvcmusic.co.jp/speedstar/cocco/一言で表現するならば、スピード感のある元気な曲。なるほど音速パンチ。煌びやかな尾を引きつつ全てのごたごたを粉砕してくれそうだ。なんとなく、いつもと歌い方が違うように思う。歌…

中村屋

「成城トランスカレッジ!」にて、「中村屋」なるフラッシュを見つける。http://www.steel2.com/flash/nakamura.html非常に面白い。かなり引き込まれた。中村屋の声には味がある。表情がある。面白い声の出し方だ。これも立派な技術だよなと感動。技を少しで…

宇多田さんの歌

宇多田さんの歌には、確かに最近、妙に圧倒される。おぞましいものを感じる。例えば、次の曲は、宇多田さんのスケールの大きさを感じさせる。全体的な印象は「寂しそう」というものだ。しかし宇宙から地球を眺めているような視点を持ちつつ、そこはかとなく…

べてるの家

正月なので、積ん読していた本を読んでいた。「べてるの家」関係の本に、ざっと目を通した。降りていく生き方―「べてるの家」が歩む、もうひとつの道作者: 横川和夫出版社/メーカー: 太郎次郎社発売日: 2003/03メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 54回この…

「二重の意識」を推奨する保苅さんに対する違和感

ラディカル・オーラル・ヒストリー―オーストラリア先住民アボリジニの歴史実践作者: 保苅実出版社/メーカー: 御茶の水書房発売日: 2004/09メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 37回この商品を含むブログ (55件) を見る ジェスチャー 保苅さんは、アボリジニ…

大野正和

『「ひきこもり」だった僕から』の著者である上山さんのサイトに、大野正和という人物による著作が参考文献として挙げられていた。http://d.hatena.ne.jp/ueyamakzk/20051126グーグルで大野正和氏について検索をかけてみる。大野氏が運営しているらしきサイ…

社員旅行でマレーシア

突然ですが、5日間ほどマレーシアに行っておりました。ボルネオと呼ばれる島の海岸部に滞在しておりました。いわゆるリゾートというやつです。サラリーマン(≒イギリス人)のコスプレにあきて、ついついフラッと旅立ったのではありません。社員旅行という名…

勝手に外からやってきて

「共に自由になる」ことを強要したくなる時がある。http://be.asahi.com/20040626/W27/0014.htmlどうして私は入り込めないのか。どうしてあの人は入り込めているのか。

作品といきざま

「金城哲夫 沖縄人 日本人」というキーワードで検索をかけてみると、次のような興味深い記事を見つけることができる。http://www.j-tierra.com/tm/kijin/index28.htmlhttp://www.freeist.com/s_hompo/05/0401.htmlhttp://www.asahi-net.or.jp/~UG5K-TKI/ob&o…

革命 20050527 18:40更新

カテゴリーがあるとする。例えば、「日本人」というカテゴリーがあるとする。「日本人」という言葉を聞いたとき、次のような人間が思い浮かばないだろうか?「メガネをかけていて、背が低く、出っ歯で、意味もなくニヤついている人」または、次のような人間…

くにたち野道

ひさしぶりに、研究室に行き、院の仲間たちと酒を飲んだ。一松で鍋を楽しみ、徹夜でカラオケをして、研究室でUNOをし、最後は寝袋にくるまって寝た。人類学関係者のあいだで、『ラディカル・オーラル・ヒストリー』という本が最近話題になっていることを知っ…

たまには狂気を

F田さんがわざわざ国立から私の自転車を北千住までこいで、持ってきてくれた。ありがたい。これで北千住をもっと探検できる☆◆銭湯に言った後、二人で飯を食べた。それも、「中華洋食の店なにわ」で。この店はすごい。狂気の香りほとばしる、稀有なお店なの…

橋田さんが亡くなったことに関して思ったことを正直に書くと

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040529-00000111-mai-soci戦場カメラマンの橋田信介氏が、イラクで殺されてしまったことを、私は以前から知っていた。今さらなのであるが、そのことをここに、ちゃんと書き留めておきたい。◆私が橋田氏の存在に初めて気…

戦場カメラマン

とある戦場カメラマンのサイトを見つけた。http://www.ubenichi.co.jp/skiji/hashida/hashida_index.htm文章を読む限り、橋田信介氏はまさしく本物の戦場カメラマンのようである。テレビ局員や新聞社員、そして大使館職員らがすっかり逃げ出した後に、おもむ…