40歳前後の人が教員を目指して教員免許を取って教員として働けるのだろうか?
この記事では、
「40歳前後の人が教員を目指して教員免許を取って教員として働けるのだろうか?」
という疑問にお答えします。
答えはYES:年齢制限はなくなりつつある
40歳前後から教員を目指して教員になることは十分可能です。
なぜなら、教員採用試験の受験可能年齢の制限を設けない自治体が、増えているからです。
平成30年の文科省の資料によると、受験可能年齢の制限なしの自治体は、32県市あります。
受験可能年齢の上限及び県市数(前年度)
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/senkou/1401024.htm
制限なし 32県市
51歳~58歳 1県市
41歳~50歳 26県市
36歳~40歳 9県市
少子化の上に、教員志望の学生が減少しているので、今後も様々な自治体で、教員採用試験の受験可能年齢が、緩和されていくことが予想されます。
教採受験可能とはいえ、40歳前後で教員免許を取っても、年齢の高さ故に、臨時の仕事さえもないのでは?
という不安や疑問を持たれる方もいらっしゃると思います。
しかし、大丈夫です。
40歳前後で教員免許を取って、学校で臨時で働くことはできます。
私がその証拠です。
私は、37歳の時に明星大学通信教育部に入学し、2年後の39歳の時に教員免許(小学校一種と特別支援学校一種)を取得しました。
そして、免許を取得した直後(2018年2月)に臨時任用教員の登録を行い、その翌月(2018年3月)に小学校での勤務が決まりました。
月々の給料が手取りで約28万円だったので、かなり喜びました。
40歳前後の人が今から教員を目指すとしたら、どうすればいいか?
まずは教員免許を取得しましょう。
通信制の大学に入学して取得するほうが、時間がかからず、効率的です。
私は友人に勧められて、明星大学通信教育部で免許を取得しました。
しかし、明星大学通信教育部の他にも通信制の大学はあり、様々な点で違いがあるので、経験者に聞いたり、下記で資料請求したりして、一度自分で調べてみることをおススメ致します。
違いといえば、教育実習で一緒になった仲間に、星槎大学の通信を利用している方がいました。この方は、私よりも、教育実習期間が一週間短かったので、「こんな違いがあるのか~」と驚いたことがあります。
私は、佛教大学か明星大学かで迷ったのですが、明星大学のほうが最短で同時に小学校と特別支援の免許が取れそうだったので、明星大学を選びました。
沖縄だけの裏技?育英義塾という選択
沖縄には、育英義塾という専門学校があります。
ここに所属すれば、明星大学から教員免許を取得することができます(小学校と特別支援学校の免許であれば、約2年で取得できます)。
ただし、それなりの学費がかかります。
育英義塾を通さずに、明星大学通信教育学部に直接所属したほうが、経費は断然安いです。
しかし、育英義塾を利用する価値は大いにあります。
育英義塾を利用するメリットは、主に3つあります。
- レポートの蓄積があったり、レポートのチェックをしてくれたりするので、独りでレポートの書き方で悩まなくてすむ。
- ほとんどのスクーリングを沖縄で受けることができる。
- 多くの仲間と一緒に学ぶので、協力したり切磋琢磨したりできる。
2は、沖縄在住の人にしかあてはまらないメリットですが、1と3は、レポートの書き方に詳しくない人や、独りで学習することが苦手な人にとっては、大変ありがたいものです。
沖縄の学校現場では、育英義塾を通して教員になった人に多く遭遇します。
下記サイトで「育英義塾」と検索すると、資料を請求できますので、気になった方は、検索してみて下さい☆
沖縄在住ではない人でも、沖縄がとても好きという人であれば、沖縄に移住して育英義塾に通って教員免許を取る、という作戦もありかもしれません。