PB3060_初等体育科教育法_2単位目



1.単元名:陸上運動「ハードル走」
2.対象学年:第五学年
3.児童の人数:○名(男子○名、女子○名)
4.運動の特性:一定の間隔で設置された幾つかのハードル(障害物)を飛び越えながらゴールを目指す陸上競技である。ハードルを倒しても失格とはならないが、ハードルを倒すと速度が落ちてしまうため、ハードルと接触せずに走行する技術が必要である。
5.児童からみた運動の特性:速度を落とさずに効率良くハードルを飛び越える工夫(姿勢やリズムを変えたり等)をしたり、ハードル走の上手な同級生の動きを真似たりすることで、記録を伸ばすための試行錯誤の面白さを味わうことができる。
6.児童の実態:本学級の児童は、高学年にしては男子と女子の関係が良好であり、グループ学習の際などには、児童同士が互いに知識を伝え合い、共に課題に習熟していけるという長所がある。やや女子の方が運動を得意とする傾向があるため、体育科の授業においても、上記の長所が発揮され、男子も女子もハードル走の技能を比較的短時間で高めていけることが期待できる。今回のハードル走体験は、人間関係が良好であり、かつ、コミュニケーションが円滑に行えることが、何らかの目標やタスクを達成するために有利に働くということを学習できる、絶好の機会だと考えられる。
7.単元の目標:

【技能】自分に最適な走り方を児童それぞれが見つけ、個々の技能を高めることができる。

【態度】情報交換をして仲間で協力し、高め合いながら学習できる。

【思考・判断】走り方を考え、常に創意工夫を忘れず、効率的に記録を短縮できる。

8.評価の観点

【技能】運動によって身体の状態に気付くとともに陸上運動の技術が分かり、学び方を理解できる。

【態度】健康や安全に留意し、自ら進んで記録の伸びや競走を楽しむ。

【思考・判断】学習課題を自ら選択することにより課題を解決していく力を養う。

9.授業の進め方の留意点

自己やチームの記録の達成や競走をする前に、川飛び、輪跳び走、ミニ箱走、倒ハードル走などの基礎学習の場を用意し、学習の過程で児童が確実に達成感を得られるように工夫する。その後、集団的な競走形式を取り入れて、記録の伸びや同級生との勝負を意識させ、学習の動機付けを図る。

10.学習過程

捕捉

このレポートは指導案型レポートです。

指定の教科書から指導案例を探して真似すればOKです。